大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
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戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
虫干しなう第二段




藤色の色無地は、仕立ててみたもののまだ1度も着ていません。まだ私には地味なので。
糊の跡とかしまっておくだけでもシミが出たりもするので、干してみる。
赤い着物は、祖母から受け継いだ年代物。
白い着物は、演奏会などによく着て行きます。


【2017.12.03 Sunday 11:45】 author : いづな薫 
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着物虫干しなう


着物は大事にすれば何代も着られるけど、困ったことには正絹はおいそれと洗えない。
着物クリーニングに出してもだんだん色あせて来るし、傷んで来る。
洗う回数を減らすには、着たら細かくメンテが必要である。

1)まず、板に乾いたタオルを巻き付け、着物を1枚にして載せる。

2)霧吹きをかけて、硬く絞った濡れたタオルでパタパタ汗を取る。

3)塗れているうちに、アイロンを当て布してかける。

4)つるす。

とりあえず、4着完了。
白と黄緑のは礼装用の色無地、青はおしゃれ着、一番後ろの朱色柄入りは付け下げ。
一番手前の白い着物は縮緬なので、濡らすのに失敗したら半分に縮む。恐ろし〜。

汗をかいた場所の汗抜き、その他シミを出させないためには虫干しが必要。
虫干しなう。

【2017.11.10 Friday 11:21】 author : いづな薫 
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絹の襦袢を自宅で洗ってみました。
先日3日、お得意様企業の創業記念で、礼装着物で出かける機会がありました。
私は、茶道やクラシック演奏会などでもよく着物を着るのですが、この時と実は来ている襦袢が違うのです。
お着物に詳しい方はご存じでしょうが、礼装の時は白い襦袢、そうでない時は柄物を着ます。

切腹装束ではない。↓笑





礼装の時の襦袢は着用後、いつもクリーニングに出していましたが、今回家で洗ってみました。
絹なので、恐ろしいのは縮みです。
下手すると、袖丈が表の着物と合わなくなります。


洗い方


1)絹襦袢は、手洗いします。
 洗剤は、シャンプーとリンス。絹はタンパク質製の蚕の糸で出来ています。
 ですので、タンパク質製の髪の毛を洗うシャンプーとリンスで。


2)シャンプーで手洗いです。仕上げにリンスをかけて下さい。


3)洗濯ネットに入れ、洗濯機で軽く脱水します。


4)ここがポイント!
 乾かないうちに、アイロン温度低で生地を引っ張るようにしてかけます。
 アイロンをかけ、初心者は生渇きくらいで干すと良いです。


5)完全に乾いたら折りたたんで防虫剤を入れてしまいます。


【2017.11.07 Tuesday 10:22】 author : いづな薫 
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金継ぎ(きんつぎ)

形あるものは壊れます、それがあなたにとって大事な品だった場合どうしますか?
私が、最近はまっていたのが金継ぎです。

壊れた器を、金や漆でつなぐ日本古来の技法です。
昔、千利休が夫婦げんかして、大事な茶碗を奥さんにぶん投げられてしまい修復したと言う逸話があります。

私も京都で求めたお気に入りのご飯茶わんが壊れてしまい、捨てるに忍び難く、金で繕いました。
お気に入りの器を、自分の手でよみがえらせる喜び、壊れる前よりさらに美しく価値ある品に仕上がります。



壊れた破片を漆でつなぎます。生漆は茶色いです。これを見栄え良く、金で覆います。
漆の接着力はすごいです。
塗ると、空気中の湿度で化学変化起して渇きます。
ですので、雨の日が楽しみでした。
乾けば水にぬれても大丈夫。

防腐能力にすぐれ、保護膜が出来、強靭な接着力があります。
ちなみに、上杉謙信公は甕の中で甲冑を着たまま漆漬けになっています。

漆は、皮膚に着くと毛穴から入りほぼ確実にかぶれます。
手袋必須です。
まれにかぶれない人もいるそうですが、どうやら私がその人でした。笑
体調によりかぶれたりもするそうなので、もちろん手袋はめて作業しています。

筆で、漆を塗り乾く前に、消金(純金の粉)か金箔を貼ります。
器によっては買った方が安いのですが、まあそこは趣味の世界。
私は、良い品を長く使いたい主義なのです。
そして、本漆と純金を使う理由は、食器に使うので何より安全でなければいけないからです。

以下は、漆で接着した所、金を貼る前です。
割れた段階の写真を撮るのを忘れました。


またこのお茶碗でご飯が食べられそうです。
坂本龍馬の隠れ家だった、京都の材木商・酢屋さんのお椀を共に愛用しています。
汁椀はこちら

【2017.09.02 Saturday 19:55】 author : いづな薫 
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茶道稽古



茶道稽古に参ります。
私は、正座がえらく苦手ですが着物を着ると正座の方が楽です。

お茶の点て方、御菓子の並べ方、歩き方全てにいちいち細かく作法があるお茶の世界。
室町時代から現代に至るまで続いている。
古風度0%の私が習うのは不思議だが、何百年も変わらず続けて来た約束事の見事さには毎回魅せられる。

スマホ、パソコンなしでは生きて行けないが、ほんの少しの間だけ古き良き伝統的世界に身を置くのも悪くない。

喜びも悲しみも、静かに分かち合える仲間といただくお茶が口福である。



【2017.07.27 Thursday 16:26】 author : いづな薫 
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初着物



今年1着目の着物です。
茶道の初釜で着ました。
本当は、色無地に唐織の帯なんですが、お正月なので華やか系で行こうと好みの着物を着ました。
私の祖母が縫った着物です。
年代ものの金色の袋帯を合わせるつもりでしたが、結局しめやすい黒い帯にしました。
着物と帯を淡い色で合わせると上品ですが、私はビビっとな組み合わせが好きです。
格だの法則にとらわれると着られないので。
皆さまも、お好みの組み合わせでお召しいただきたいと思います。


本日日本は、大雪に見舞われた所が多いようです。
雪かき、外出、本当に大変だと思います。
何卒、身辺お気をつけてお過ごし下さい。

【2017.01.15 Sunday 16:33】 author : いづな薫 
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語学ボランティア



外国の方向けの、東京都の語学ボランティアにこの度、登録されました。
欧州生活時、私も現地の方におおいに助けていただいたので、ご恩返ししたく、
超忙しい中、講座を受け取得しました。
街角で、東京の観光案内しているかもしれません。
神社仏閣での参拝の仕方、お茶の点て方などご案内します。

オレンジのポストウィットの箇所は、私の登録番号が載っています。

【2016.11.07 Monday 11:58】 author : いづな薫 
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秋風物詩

修理に出したデスクトップパソコンが、2泊3日の超スピード返却されて来た。
修理工場にあったのはわずか半日。

シャットダウンと再起動を盛んに繰り返していたので、ハードディスクでも壊れたかなと思っていたら、壊れていたのはで電源とのこと。
部品が取り替えられ、電源ケーブルも新しくなって戻って来た。
とりあえずは良かった。

仕事で、タワー型の結構大きなパソコンを使っている。
宅急便やさんのパソコン専用BOXに入らないサイズだ。
家でも仕事をするので、これが自宅にも設置してある。

パソコンが壊れている間、カスタマイズされていない他のPCで仕事してもはかどらないので違うことをすることにした。
料理にいろいろ使える醤油麹を仕込んでみたり、鰆(さわら)を醤油麹に漬けてみたり。
塩麹でもいいのだが、麹は料理に使うと非常に美味しい。
これがあると、忙しいの時の単純料理が手間のかかった味になる。


あと、庭の唐辛子を収穫し、冷蔵庫の中で乾燥させた。

軒下につるしておくと、東京ではかびる。
うどん蕎麦、鍋物の薬味となったり、クリスマスリースになったりもする。



更には、袷(あわせ)の着物を仕立ててみようと裁断した。
青苧の着物は夏物で単衣(ひとえ)だったが、裏のある袷(あわせ)は構造が複雑である。
私は、何でも材料から考えて創るのが大好きで以前はプラモデルのようにパソコンを組み立てたこともあった。

生地は表が薄いクリーム色の色無地で、八掛がモスグリーンである。
出来上がるのは礼装用の着物である。


養蚕と言う農業から、極上の布、絹が生み出される。
紀元前3000年には中国で絹生産が始まり、日本では吉野ケ里遺跡から出土した弥生時代後期(1世紀末−2世紀初め)のかめ棺に付着していた絹布が発見されている。
シルクロードが栄えたように、古代から、世界中の人々がこの生地に魅了されて来たのがわかる。

地のし(縫う前に寸法をそろえるためアイロンをかける)すると、生地が生き物のようにうねうねと動く。
着物を縫っていて、生命の存在を感じる瞬間である。


【2016.10.18 Tuesday 09:00】 author : いづな薫 
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秋草咲き乱れる頃のお茶


秋が日に日に深まりを見せています。
私は、時々キッチンで手軽に抹茶をいただきます。

今朝は、秋草文様のお茶碗です。
私は、一年のうちでも、秋のお茶道がことのほか好きです。
静かに時がうつろい、しかも秋霖、紅葉、木枯らし、落葉で視覚的にも大きく変わるからです。
床の間の生け花、お軸、お菓子に至るまで、風雅な季節感で満たされます。

お茶をたしなむ者は、季節の植物や気象をお道具に託し、茶室につどい、一服のお茶とともに花鳥風月を楽しみます。
かつて茶道が、上流武士のたしなみであったように(武士の時代茶道は男性だけのもの)
和やかに、互いを敬い合い、道具を清め、何事も動じない心を養います。

現代を颯爽と生きる、サムライ女子たちにも良いと思います。




【2016.10.10 Monday 09:39】 author : いづな薫 
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日本の、美の系譜



9月に、袋帯を新調しました。
上のオレンジ色のがそうです。
京都の西陣織で、京都の呉服屋さんで買いました。
琳派(りんぱ)と言われる意匠の帯で、本阿弥光悦、尾形光琳、俵屋宗達などの”美の系譜”を受け継ぐ作品です。




緑と金銀色の2つの帯は、今年の春買い求めたもの。
春から夏にかけて、茶道で散々しめたので、若干しわが出ました。
茶道や、クラッシック演奏会、仕事のパーティも時々着物で参ります。
秋の空気が澄んだころ、虫干ししたいと思います。



【2016.09.27 Tuesday 16:30】 author : いづな薫 
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