大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 直江兼続のワークシェアリング | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
<< 武田信玄のラブレター | main | 上杉景勝・直江兼続、生誕の地 >>
直江兼続のワークシェアリング
今日電車に乗っていたら、若い女性が数人が乗車して来て、明るい大きな声で会話を始めた。
そのうちひとりが、「働く機会が欲しい〜、仕事が欲しいー」と言っていた。

世の中、未曾有(みぞう)の不景気である。
読めない某政治家のために、読み仮名をふっておく。

 歴史好きないづなは、また上杉家を思った。
上杉家は、関ヶ原戦い以後、領地を4分の1にされてしまった。
城主・上杉景勝と執政・直江兼続は、戦場の戦いではなく、今度は、生きるための戦いを強いられる。

 現在日本でも、リストラ、派遣切りが報道され、盛んにワークシェアリングが叫ばれる。
少なくなった仕事を分け合い、給与は減るが失業者を出さないと言う方策である。

 兼続は、400年も前にこれをやった。
 関ヶ原直後上杉家は、6000人もいる大家臣をリストラすることなく、抱え続けることにした。
『国宝・上杉家文書』の「景勝公」の一文は、こう伝える。

知行を三分の一にする。

 しかし、給料を3分の1に減らしたが、領地は4分の1なのでまだ足りない。
兼続は、上杉30万石のうち、6万石を頂いたが、5000石のみを受け取った。
下級武士は3分の1、兼続は12分の1である。
上に薄く下に厚い、給与体系である。

 少なくなった収入を、補わねばならない。
謙信が巨万の富を築いた、青そ(繊維)を米沢に植え、紅花を植えたり、田畑開墾など、やれる事は何でもやった。
10年後には、30万石が実質50万石になったと言う。
 しかし、上杉家が力を盛り返すのを良く思わない家康は、上杉家に徳川家のために金のかかる城作りなどを命じる。
 そこで、兼続は跡継ぎがいるのに、家康昵懇の側近本多正信の息子を養子に迎え、城作りの賦役を3分の1免れる努力までしている。
 直江兼続の直系の血筋は、子供らが早世し兼続夫妻も亡くなったことで絶えた。
 養子も、もらわなかった。
 財政難の上杉家を案じ、高禄の直江家を自ら潰したとまで、言われている。
 兼続の人生とは、粉骨砕身、家臣領民のために尽くした人生である。
 
 一昨日の続き「兼続・景勝生誕の地」を書くはずだったが、
電車に乗り合わせた求職中の女性の声を聞いて、こんな記事になった。
 現代の政治家にも、国民に尽くす景気対策を早く打ち出して欲しいものである。

【2009.01.15 Thursday 22:37】 author : いづな薫 
| 天地人or直江兼続 | comments(2) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
いづな様、こんばんは。

>兼続の人生とは、粉骨砕身、家臣領民のために尽くした人生である。
なんだか、とっても身につまされるお話ですね。
それにしても、兼続さんみたいな政治家、どこかに居ないでしょうか(笑)

昨年の小松さんにしても、今の時代、本当に求められている人間ってなかなか居りません。
とことん、どん底まで落込まないと駄目なのでしょうか。

もう、しっかりどん底にきていると思うのですが。。。
政治家も企業も、こんな時こそ実力の発揮どころだと思います。

そう言う、私自身も何か行動を起こさないといけませんね。
何が出来るでしょうか・・・

とりあえず、人に迷惑を掛けないように、お仕事頑張ります(汗)

| まりも | 2009/01/16 1:49 AM |
まりも様

お書き込み、感謝いたします。

>兼続さんみたいな政治家、どこかに居ないでしょうか(笑)

 仰るとおりです。
 
>昨年の小松さんにしても、今の時代、本当に求められている人間ってなかなか居りません。
とことん、どん底まで落込まないと駄目なのでしょうか。

 場所を問わず、良くない時代には優秀な政治家が出て来ますよね。
>そう言う、私自身も何か行動を起こさないといけませんね。
何が出来るでしょうか・・・
とりあえず、人に迷惑を掛けないように、お仕事頑張ります

 それは大切ですね。
今年は選挙イヤーですが、労働世代である、若い人たちの選挙投票率が上げることが大事だと思います。
| いづな薫 | 2009/01/16 9:22 AM |
コメントする









過去のページへ
この記事のトラックバックURL
http://cafe.kenshingen.fem.jp/trackback/1146785
トラックバック

戦国カフェオリジナルグッズショップです。 戦国カフェオリジナルグッズショップへ
    いづなへメール

 仕事(技術・研究系)と人と環境に優しい生活を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住→東京→Toronto

   当サイトは、コピー、転載、ダウンロード、直リンク、持ち出しは禁止です。
◆ 著作権はすべて、
いづな薫に属します。
 過去のページへ


   にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
   にほんブログ村。
   ランキングはお休み中