大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 天地人感想 「史上最大の密約」 | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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天地人感想 「史上最大の密約」
あったかも、なかったかもしれない、密約のお話でした。

家康、カッコいいっすねーイケ面おじさんが演じたら惚れます。
家康のもとへ逃げ込んで来て、家康を
「天下を、私物化する人物」、と罵ってしまう三成。おいおい。

三成は今で言う、官僚タイプで、政治家としてはどうにも発言が甘い。
昨今の政治家にも、大いに言える事だが、
言葉は生き物で、政治家にとってそれは時に、命取りになるのじゃ。

三成 ―――― 天下万民を幸せにする。
家康 ―――― 天下を私物化する。

 家康を主人公にすれば、彼が天下万民を思う様に描かれるはずだが、上杉の敵なので、今回は悪役思考なのね。

 家康、毛利、景勝、兼続で、物言いになった場面は、今回一番好きである。
 家康×上杉の対立、タイムマシーンがあったら、私はぜひともこの緊迫を見たい。


 上杉家がひたすら太閤の遺言を守り、秀頼を立てると言っていたが、それだけで西軍に組するほど、
景勝も兼続もお人よしではないはずである。
 
 もちろん、上杉家なりのがあってのことである。
 ”利”に、ご興味のある皆様は、どうぞ昨日の当ブログ、「座談会 関ヶ原」を御覧下さいませ。
 
 あ〜でも、「天下は、ただ一人のものにあらず!」と言う兼続はカッコよかった。

 直後、「おうちへ帰る!」と言い出す、景勝。
帰国すると、戦の準備していると、家康に思われてしまうと言う、兼続。
 「思われて、本望なのか?景勝??」この時点では、景勝は好戦派なのか?
 奥さんたちを残して行くのだから、好戦でもないしな・・・。
いいシーンなのに、分かりにくい。

 赤りんご 史実を言えば、関ヶ原前年のこの時期はまだ、家康と景勝の関係は悪化していない。
 景勝は、会津の国造りに着手をしたいのに、中央政権の混乱により、伏見と大坂に足留めを食っている。
 ようやく帰国を許され、急ぎ会津へ帰るのである。


ドラマに戻る。佐和山城の三成に、会いに来た兼続。
おぬし、下手じゃのう〜。」と、草履を編むの手本を見せる。
 三成が、兼続の手元を見ながら一生懸命編んでいるのが、とても可愛かったハート
兼続がわらじの補強の仕方を教え、「兵たちに、履かせてやるのであろう?」と言うセリフに、
兼続の人間的暖かさが出ていて、とても気に入っている。

 以前も書いたが、私は歴史的事象を、どれか一勢力だけを贔屓目には見ない。
 三成や兼続側にも正義があり、家康にもまた正義があるのである。
家康のこの時期の強引なやり方は、老齢に差し掛かかり、急いでいたこともあるだろう。

ただ、皆、戦乱終わらせたかったのである。 

 私は、まだこんなに直江兼続が有名になっていない頃、家中の尊敬を集め秀吉や家康をも魅了した兼続が、人望なしと言われた三成と交友関係を結んだことに興味を持った。
 三成と兼続を始め上杉側がやり取りした史料は、ほとんど現存していない。
 しかし、数少ない資料を今また、読み返したくなった。

 はるか400年も前の、ふたり友情を追いかけたい。

【2009.09.06 Sunday 22:11】 author : いづな薫 
| 『天地人』感想 | comments(4) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
>はるか400年も前の、ふたり友情を追いかけたい。

同感です。
| ゆかじゅん | 2009/09/08 4:53 PM |
ゆかじゅん様

初コメント賜りまして、嬉しいです。
ありがとうございます!

〉同感です。

歴史ならではの、ロマンですよね。
またお越し下さい。
| いづな薫 | 2009/09/08 6:44 PM |
いづな様〜こんばんはっ!

こちらのエントリーと、下の座談会を読んで、大河の脳内補正をしております。
なんかこの大河を見ていると、今回の殿物言い場面のように、結構「おー、かっこいい!」という場面もあって(殿、言う時は言うってのが迫力があって超かっこいい!)面白いシーンもあるんですが、全体で見るとどうも……という感じがしちゃっております。このドラマで歴史にもえーってなった私が言うのもなんですが。
登場人物の考え方とか、話の流れがもうひとつフィットしないところもある気がして…いづな様のご指摘にあったとおり「あれ?やる気なの、自重するの?」って思いました。
なんだか、主人公を無理からあらゆる重大局面にかませたり、過度に善悪をプロトタイプ化しすぎてるのかなぁと思います。
そこで、いづな様のところへ来て微調整です。
やっぱり、「混乱に乗じて越後奪還!」賛成!それぐらいのしたたかさは、絶対あったんじゃないかという気がします。リアリストで計算高い、そんな部分がないと、生き残れない時代なのでは、と。そんなところが描かれてても、別に幻滅しないのになぁ。

とはいえ、さすがの国営。大河だって衣装も豪華、俳優陣も豪華ですもんね…。私にとっては、ほんと、今回の景勝様が全ての始まりでしたので。終わっちゃうのはさびしいですね〜。
| ちこまつ | 2009/09/12 1:55 AM |
ちこまつ様

毎度お世話になっております!

>全体で見るとどうも……という感じがしちゃっております。このドラマで歴史にもえーってなった私が言うのもなんですが。

 そうですね。
ドラマはやはりドラマですから。

>「あれ?やる気なの、自重するの?」って思いました。

そうなの、何考えてんだか分からなくなる時がありますね。笑

>主人公を無理からあらゆる重大局面にかませたり、

 はい、何でも兼続でなくてもいいですよね。
仰るとおり、善悪にこだわりすぎている面もあります。

>リアリストで計算高い、そんな部分がないと、生き残れない時代なのでは、と。そんなところが描かれてても、別に幻滅しないのになぁ。
 
 はい。謙信、景勝、兼続の三人の中では、兼続が一番リアリストでしょうね。
 そんな彼が素敵なんですが。笑
| いづな薫 | 2009/09/13 7:41 PM |
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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