大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 坂の上の雲 第1回 感想 | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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坂の上の雲 第1回 感想
私は、司馬遼太郎さんの作品が大好きである。

明治元年、四国松山藩、10歳の秋山好古に、弟真之が生まれる。
生まれたばかりの弟を寺にやると言う両親に、好古は言う。
「お豆腐ほどの厚みのお金をこしらえて来るから、寺にやらないで!」
この小説の冒頭は、衝撃的だった。

 明治に入り、下級士族は困窮を極める。
好古・真之兄弟の秋山家も、子供が多く、教育どころではないありさま様だ。

 好古は秀才だったが家が貧乏なので、中学に行くことができない。
お金のかからない学校へ行きたいと言う理由で、好古は、教員そして軍人の学校に行くことを決意する。
 そしてこの兄、本当にお豆腐ほどのお金をこしらえて、自分の行けなかった中学へ弟を入れ、そしてさらに東京の学校に行かせるのである。

 好古の弟真之への教育は、ドラマ如く苛烈だった。
それだけでなく、日本人みな時代の転換期にあり、過酷な状況の中で生きている。
 どんな状況でも、司馬さんの、人間の良い面を書こうとする視点が私は大変好きである。

 幼い真之がいたずらっ子で、すでに戦略家の片鱗を見せていて面白い。
幼なじみでおとなしい正岡子規、その妹で元気いっぱいの律。
 古い殻を捨て去り、明治と言う、小さな国の若いエネルギーが感じられて、楽しかった。

 東京神田の学校で、子規と学ぶ真之。
そこの英語教師が、アメリカで英語が出来ないために奴隷に売られた、後の総理大臣・高橋是清。
 勉強することは、自分や家族を守ることでもある、と私も常々思う。

 是清が教えた、イギリス人ジェントルマンの礼節を、地で行く英国人海軍将校に、真之は横浜で出会うことになる。
 海軍を志す次回につながるのか。
 出会い一つ一つが、宝石のような輝きを持って語られるのが、好きである。
 
 今回のサブタイトルは、「少年の国」。
明治期、欧米列強から見れば、日本はほんの少年だった。
 少年の如き希望と、瞳の煌めきを持っている国だった。

 私は、目標を定め強く願い、努力をすれば、必要な人に出会えると信じている。
 人の出会い、家族や友との友情に助けられながら、秋山兄弟は急速な近代化と国家の存亡がかかった日露戦争に、
深く係わっていく。
 これからも、楽しみに見たい作品である。

【2009.11.30 Monday 11:01】 author : いづな薫 
| 坂の上の雲 | comments(4) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
いづなさま、こんばんは。

いよいよ、「坂の上の雲」が始まりましたね。
司馬さんの作品、久々に拝見しますが、やはり安心して見ていられます。
役者さんも芸達者な方達ばかりで、いい作品になりそうな予感ですね。
でも、3年がかりの作品との事。
時間が経過すると忘れてしまいそう(笑)
とりあえず、全て録画しておくつもりです。

そうそう、鹿児島行って参りました。
流石に涼しくなって来てましたね。
考えてみると、丁度一年前に同じ場所へ行っていたみたいですが、その時の方が暑かったように思います。

年明けは坂本竜馬ですね。
今年よりは書き込みできるかも知れません(汗)
「天地人」1年間ご苦労様でした。
| まりも | 2009/11/30 11:16 PM |
こんばんわ、いづな様
私も、司馬先生の作品、大好きですよ!尊敬している方でもあります。
中でも、「坂の上の雲」は、初めて読んだときに、魂が揺さぶられるような感動を覚え、周りの人間に勧めまくりましたわ。

>目標を定め強く願い、努力をすれば、必要な人に会えると信じている

まさしく、あの小説の秋山兄弟、子規たちをはじめとする、登場人物すべてに当てはまるお言葉、そして、今の我々にとても大切なお言葉です!

>楽しみたい作品である

あの激動の時代に、日本という国の在り方を大勢の人々が真剣に考え、行動した。その人たちがいたからこそ、今、私たちは生きているんだ。そう思える作品だと思います。
今年を含め、3年、楽しみたいですね。
| sayuri | 2009/11/30 11:52 PM |
まりも様

お久しぶりです!
コメント感謝申上げます!
司馬さんの作品は安心、おっしゃる通りでございます。
3年は長いですね。
ほんと来年分、忘れてしまいそう(笑)

まりもさんまた会いましょう!
鹿児島のお話なぞ聞かせて下さい。
来年のお書き込み、期待しております。
| いづな薫 | 2009/12/01 11:12 AM |
sayuri様

コメントありがとうございます。

〉私も、司馬先生の作品、大好きですよ!尊敬している方でもあります。

はい、存じ上げてます。笑

>今の我々にとても大切なお言葉です!

sayuri様にご賛同いただき、大変嬉しいです。感謝申上げます。

>日本という国の在り方を大勢の人々が真剣に考え、行動した。その人たちがいたからこそ、今、私たちは生きているんだ。そう思える作品だと思います。

おっしゃる通りです。今自分がいるのは?生きているのは?、を考え、見たい作品ですね。
素晴らしい御感想ありがとうございます。
| いづな薫 | 2009/12/01 11:16 AM |
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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