大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 坂の上の雲 感想 「留学生」  | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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坂の上の雲 感想 「留学生」 
 仕事納め後ようやく見たので、感想です。
今回は、前回の戦争シーンと違って優雅な場面が多く、このドラマの変化に富む趣向を楽しめた。

 子規の妹・律と秋山真之、この2人がくっつけばいいのになと思ったり、広瀬武夫とアリアズナの実らない恋に切ない思いがした。

 「初めてです。」とダンスを踊る、広瀬武夫、何てカッコいいんでしょ。笑
アリアズナとのダンスシーンは、眼に焼きついた。
 ロシアでモテモテだった広瀬、長身と、武士のような律儀さ、清廉な気性でさもありなん。 
 アリアズナの想いも叶わないが、花束持って来る彼女の従兄弟も、また叶わない。
 切ない三角関係でしたな。
 
 子規は、脊椎カリエスが発症してしまいましたね。
きりをねじ込まれるように痛んだと言う、苦しい闘病生活、察して余りある。

 軍備拡大を主張し、伊藤博文に反対される、病身の陸奥宗光。
反対された途端、発作を起こすなど、上手い演出を見せてくれる。

 秋山真之は、アメリカ留学中、アメリカとスペインの戦争に出くわす。
なぜ、この話が必要かといえば、これが日露戦争の作戦の元になったからである。

 真之は、アメリカがスペイン艦隊を軍港に閉じ込める、世界最初の”閉塞作戦”を目の当たりにしている。

 つまり、 「スペイン艦隊のいるサンチアゴ湾の入り口で、ボロ船を爆発させ通行止めしよう」、と言う作戦である。
 これを考えたのは、軍人でも参謀でもなく、若いアメリカ人技師だった。
技師は自ら指揮官になり、命知らずの者を集め、古い石炭船に乗った。
 しかし、スペイン艦隊に見つかり、ボコボコに砲撃される。

 始めから沈めるつもりだったので、水雷(水中で爆発する兵器)を吊り下げていて、
爆発した船は沈み、技師たちは万国公法に則って、敵・スペイン艦隊に救出された。
 ボロ船は湾口をふさぐようには、都合良く沈まなかった。
しかし、スペイン艦隊は本国から帰還命令が下り、狭い湾口を結局通らざるを得なくなり、撃沈されるのである。
 
 技師のボロ船作戦、アメリカにとって失敗だったが、観戦した秋山真之には大いに収穫を与えた。

 良きアイディアとは、時に
学歴や学問のあるなしとは別の次元で、湧いて来るものである。

 これを書いていて、思い出したことがある。
国産蒸気船の軍艦を造った、幕末、伊予宇和島藩の提灯張替え屋・嘉蔵と言う人物がいる。
 司馬遼太郎さんの、「花神」や「伊達の黒船」に出てくる。

 嘉蔵は、無学でド貧乏で草履も前半分しかない。
 そこへ長州から来た蘭学医村田蔵六(後の大村益次郎)、彼はオランダ語が出来て、
 オランダの書物を参考に、蒸気船の設計図を描く。
 それを見て、嘉蔵は、見たこともない蒸気船の動力や構造を理解し、改良点を指摘し、実際に蒸気で動く船を造ってしまう。

嘉蔵は、己の経験と感覚で蒸気船を肌で理解したのであろう。
秋山真之もそうだが、嘉蔵も、この世の森羅万象から揺るがぬ法則、純粋原理を引き出すのが上手い。

 今で言えば、提灯屋がスペースシャトルこしらえたくらいの感じか。笑

 嘉蔵はすごく貧乏だが、探究心があり発明に優れ、ヨーロッパであれば大学教授になるであろうと、司馬さんが書いている。
 

 話を、秋山真之に戻す。

彼は、アメリカ×スペイン戦争を克明に記録し、5年後の日露戦争、旅順において旅順港閉塞作戦の元となる資料を作り上げた。
 参謀・有馬良橘(りょうきつ)が立案し、東郷平八郎が採用、広瀬武夫らが実践した。

 閉塞作戦は、3回行われた。
うち2回目の閉塞船・福井丸を沈める際、取り残された部下・杉野孫七を探しに、広瀬武夫は船内を捜索する。
 3度探したのにも係わらず、見つからなかった。
捜索を断念し、救命ボートに移った時、広瀬は頭部に被弾して、亡くなっている。享年36才。

その、福井丸が予告に出ていましたね。
「坂の上の雲」次回は、2010年12月。
1年は長いが、楽しみに待つとします。

【2009.12.29 Tuesday 21:18】 author : いづな薫 
| 坂の上の雲 | comments(4) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
いづな様、こんばんわ。
お忙しい中、お越しいただき、感謝感激しております!

今回の坂の上の雲、前回までとはまた違う回でこれまたよかったですね。
広瀬中佐の話は、この本を読んだ感想を家族にしゃべったところ、父がいきなり歌い始めたんで、びっくりした記憶があります。ちょっと涙が出そうな歌詞でした。

次回の放送まで、長いような短いような。おっと、その間に、龍馬さまがあるじゃないですか(笑)
では、いづな様、皆さま、よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたしますm(__)m
| sayuri | 2009/12/30 11:28 PM |
おはようございます。
いづなさんには知り合えてまだ短いですが大変お世話になり
有難うございました。
来年も見捨てずどうかよろしくお願いいたしますw

それでは、良いお年をお迎え下さい。
失礼いたしました。
| ニャン太夫 | 2009/12/31 7:20 AM |
sayuri様

毎度お世話になっております。
ブログ大変楽しかったですよ、これからもご活躍ください。
広瀬中佐の話、結構有名なんですよね。
歌があったり、昔秋葉原の万世橋に銅像があったり、戦前教科書にも掲載されたとか。
広瀬中佐の歌で、まり突きしたっていう話を聞いたことがあります。
 「坂の上の雲」の広瀬武夫、めちゃかっこよいですわ。
坂の上の雲が終わり、1週間で龍馬伝、毎週毎週楽しみです。 
来る年も、またよろしくお付き合いください。
|
| いづな薫 | 2009/12/31 2:46 PM |
ニャン太夫様

今年は良きご縁で、お知り合いになり楽しゅうございました。
ありがとうございます。
来年も、どうぞよろしくお願いします。
今夜は、ニャン太夫様のエアーステーションが大活躍ですね。
ハイビジョンテレビも、難なくつなぐからすごいですよね。
紅白審査投票、頑張ってください!
龍馬が歌う所を見たいと思っています。笑

良いお年をお迎えくださいね。
ではまた。
| いづな薫 | 2009/12/31 4:45 PM |
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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