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三国志ミステリー 覇王・曹操の墓は語る!
曹操の墓発見の大ニュースが、飛び込んできたのは、昨年暮れ。
その後、別人じゃないか、いや曹操だ、の論争の後、今年1月中旬、曹操のお墓だと中国の研究機関が正式発表していた。

 「三国志ミステリー 覇王・曹操の墓は語る!」と言う番組の録画を見た。
今回の番組、写真でなく、映像で墓を見られたのは興味深い。
番組では、曹操に断定していたが、本当に被葬者は曹操なのだろうか?
 解説役の素敵な先生に、ぜひ、ご見解を伺ってみたいものである。

曹操の墓?発見の経緯はこうである。
まだ誰の墓とも言えない数年前、墓泥棒が入り、宝物が盗まれる。
泥棒は捕まった。
盗掘品を没収した所、その中に「魏武王」と刻まれた石版があった。
魏武王とは、曹操のことである。

墓の500mの所に、魯潜(ろせん)と言う人物の墓から墓誌が出た。
墓誌:被葬者の生前の記録を書いて、墓に納める物。
墓誌には、「墓は魏の武帝稜の西北43歩の所にあって・・・」と刻まれていた。
曹操は、生前「印」を墓に入れないよう遺言していた。
政敵によって、墓が暴かれないようにするためである。

紹介されていた墓の内部は、6室に分かれている。



墓の主と思われる骨は、本来棺があるべき後室ではなく、前室にしかも散乱した状態で見つかった。
 墓の上部から墓内部に、縦坑(穴)が開けられている。盗掘時、遺骨を散らばされたか。
番組概略は、以上である。

墓前室に転がっていた、56歳以上の男性の頭骨は、あの曹操なのか?
頭痛持ちで、名医華陀(かだ)に治療させると楽になったと言う、あのなのか?
 華陀(かだ)はその後、曹操によって殺害されている。

50代の女性とは、卞(ベン)王妃なのか、違うのか?
彼女は、魏朝の初代皇帝曹丕(そうひ)の母親である。
曹操の時代の皇帝は、後漢の献帝(けんてい)。曹操は後漢の丞相(総理大臣みたいなもの)。

 中国の身分の高い人のお墓には、墓誌が納められている。
いつ生まれたか、親が誰だとか、人生の記録が事細かに書かれている。
日本も少ないが、たまにある。太安万侶の墓にも短い文の墓誌があった。

曹操の場合、その墓誌が見つかっていない。
墓の中からの盗掘品、石版に書かれた「魏武王」(曹操)は没後の”おくり名”の可能性がある。
もう少し、決定的な物証発見を待ちたい所である。

 と言うのも、三国志の曹操の墓となれば、多大な経済効果が見込まれる。
曹操墓の盛り上がりで、経済活性のため「劉備の墓も発掘しよう!」、と言う意見が出る国なのだ。
 明代(1368−1644年)〜清代(1644−1912年)の墓から、スイス製と刻む腕時計型指輪?が出て来たこともある。
ちなみにスイス製腕時計が中国に来たのは、数十年前。
 考古学ではないが、自然緑化運動で、林業局が山をペンキで緑に塗ったこともある。
 気を遣って言えば、日本とは価値観の全く違う国である。笑

 話を曹操に戻す。
曹操は、三国志演技では悪役に書かれるが、史実はそうでもない。
黄巾の乱で離散した農民を集め食料や住む所を取り戻させ生活を安定に導いている。
北方の烏桓(うかん)民族、鮮卑(せんぴ)族を征服して、民が安全に暮らせるようにした。
 真の曹操の生涯が分かれば、ことの外興味深い。
今月12日に再発掘したらしいが、どうしただろうか。発掘法がまた心配な国である。

【2010.06.24 Thursday 11:00】 author : いづな薫 
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