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since 2007.5.21 奈良時代、日本人は牛豚を食べていた。 | 戦国カフェ
   
 
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奈良時代、日本人は牛豚を食べていた。
奈良時代、日本人も牛豚を食用していたことが、寄生虫の卵発見で科学的に裏付けられたと言う。

 平城宮の便槽の遺構から、土壌化した人糞に付着した寄生虫の卵が、籌木(ちゅうぎ)と共に見つかった。
(便槽の遺構:人糞を埋めたと見られる7つの穴・直径50〜70cm、深さ20〜80cm)

籌木(ちゅうぎ)とはなんぞや?

うちのブログでも紹介したことがあるが(どんなブログだ)、トイレットペーパーの代用品である。
http://cafe.kenshingen.fem.jp/?eid=1357236 
 薄い木のへら状で、大をしたあとお尻を拭くのである。
古代から中世、いや地域によっては近代まで使われていた。
 国宝「餓鬼草子」と言う、平安時代の絵巻物が 東京国立博物館にある。
この絵の中に、高下駄を履いて大便をしている人物がいるが、この人が籌木(ちゅうぎ)を手にしている。  
 出した”モノ”をいただこうとする餓鬼がとなりで待ち構えていて、グロテスクでユーモラスな絵である。

 で、今回出土したのは、平城宮の官庁が集中していた一角である。
木簡から推測するに、天皇や宮を警護する「衛府」と言う役所があった所らしい。
  
 676年天武天皇の時代に、「肉食禁止の詔」と言うのが出ている。
牛、馬、犬、鶏、猿を食べてはならぬと言っている。涅槃経の教えが影響している。

牛は農作業に役立つし、馬は人を乗せたり荷物運搬が出来るし、犬は猟犬番犬になる。
鶏は朝起してくれるし、猿は人に似ているから食べない。
が、これは4〜9月の農繁期間の禁止で、禁止事項に該当していない、猪(豚)、鹿その他は食べていたと思われる。

 日本書紀には、朝廷に献上する猪(豚)を飼う人たちの猪飼部(いかいべ)の住居地名や、職業名・猪使連(いつかいのむらじ)なんてのも出て来る。

以前、牛豚肉の寄生虫卵は、福岡の鴻臚館(こうろかん・8世紀)のトイレ跡でも見つかっていたが、外国人接待のための迎賓館であるため、外国人が食肉したと考えられていた。
 今回の、平城宮「衛府」址での発見で、日本の役人も豚や牛を食べていたことが証明されたのである。

1300年前の日本の食生活を知らせてくれるとは、寄生虫は偉い。
 そういや、さゆりちゃんと言う名前をつけて、ご自分のおなかの中で寄生虫を飼う学者さんがいらっしゃいましたね。笑

ランチタイムの話題じゃないですね、どーもすみません。笑

【2010.06.18 Friday 11:43】 author : いづな薫 
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 仕事(技術・研究系)と人と環境に優しい生活を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住→東京→Toronto

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