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since 2007.5.21 スーパー女帝 斉明天皇 | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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スーパー女帝 斉明天皇
お墓がほぼ確定した斉明天皇、国際感覚あふれ、自らも戦に行くすごい女帝である。

 今日は、その斉明天皇のお話。
日本書紀には、斉明天皇が、石を切り出して、飛鳥まで運んで来たという記述がある。自分でじゃないが。
 彼女は、石の文化を好んだ。
 中国は土、朝鮮は石、日本は水と森の文化である。

明日香村で、どこが好きかといづなは尋ねられれば、一にも二もなく、稲淵!と答える。
奥明日香の稲淵、渡来系学者の南淵請安のお墓があり、男綱(おづな)など古代の豊穣信仰が残る。
ひとりで歩いていると、飛鳥時代に迷い込んでしまったような気分になる。
もうまもなく、彼岸花の群生する美しい棚田も見られる。

男綱(おづな)とは、村の入り口から悪疫が侵入しないように架けられた綱。
さらに上流の栢森(かやのもり・かやもり)には女綱がある。性と豊穣を結びつける古代信仰で、陰陽を形どる。

左:南淵請安の墓                            右:男綱
 

 この土地は、あちこちにボコボコと石灰がむき出している。
稲淵を流れる飛鳥川を下ると、扶余(ふよ)に似ていると言う。
扶余(ふよ)とは何か。3〜5世紀朝鮮半島北部にあった国。
扶余(ふよ)は5世紀末に滅んだが、その民は朝鮮半島に広く分布していた。
その朝鮮半島の百済、新羅、高句麗、この古代最も進んだ地域の人が、飛鳥に渡来人として移り住んだと言う。
 故郷の景色に近い飛鳥に、棲みついた。
石の加工技術、当時の最先端技術を持った渡来人の子孫が時を経て、戦国時代代表的な石積み工法の
穴生衆(あのうしゅう)となっている。

 飛鳥川は今は、ちょろちょろの川だが、当時はもう少し水流があった。
飛鳥川の護岸工事にも、携わったのかもしれない。

 斉明天皇の治世7年間に彼女は、飛鳥を大改造する。
日本書紀は、女帝を批判しているが、まあ実際やったから記事として残っているんだろう。

 女帝、都大改造の他に、蝦夷や九州へ遠戦もする。
蝦夷へ実際行ったのは、将軍・阿倍比羅夫(あべのひらふ)だが。
 しかし、九州へは自ら行った。天皇自ら九州へ、百済に味方して、百済×新羅の戦に赴いたのである。
 都作りと、戦に明け暮れた御世であった。
こんな天皇、珍しい。しかも女帝。ドラマになるじゃん。

 で、彼女、国際感覚も抜群。
都にはたくさん渡来人が集まって来て、飛鳥は国際都市として栄えた。
 都作りに、石加工の上手い渡来人が活躍したに違いない。

蘇我馬子あたりから始まった国際交流、当時の先進地域朝鮮半島を介して来る技術集団は、文字数字が分かり、それまでの技術集団よりもレベルが高かった。

 
 明日香に、亀型石槽施設と言うものがある。
亀の洗面器みたいな不思議な遺跡である。
硬い花崗岩で出来ており、しかも丸く掘るには高い技術が要る。
朝鮮系の技術者がいたのではないか。
 
 斉明天皇の建築した石垣は、水の離宮ため?宗教のため?と言う説もあるが、規模がかなりのものだ。
 斉明天皇、要塞でも築くつもりだったんとちゃうんか。軍事施設のようである。
 戦争も悪い意味での、国際交流である。
宗教も軍事も根幹は似ている。
 古朝鮮で戦争を経験した人たちが、防御の意味で造ったのか?

斉明天皇、都造営、軍事費、資金はどこから得たか?
彼女は天智天皇と天武天皇の母で、娘婿は実弟の孝徳天皇がいる。
孝徳天皇の御世に税システムをがっちり作り、税収を確保していた。

 斉明天皇は、2度天皇の位に着いた天皇である。(一度目の名前は皇極天皇)
661年、百済復興の戦に備えていた朝倉宮(北九州)で、崩御した。御年68歳。

【2010.09.11 Saturday 18:51】 author : いづな薫 
| 古代史 | comments(4) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
いづな様 こんにちは。

大河ドラマで古代が扱われないのを不満に思ってました。
NHKでは、時々単発でやってくれますけれど。
斉明天皇をヒロインにドラマ!いいですね!
その際、有間皇子は誰をキャスティング?
(そこかよ!と突っ込まず見逃してください♪)

| 湛 | 2010/09/13 5:18 PM |
湛さま

ようこそお越し下さいました!

>斉明天皇をヒロインにドラマ!いいですね!

 めでたくドラマ化の折には、田中●紀子みたいにならないことを祈る。爆
 有間皇子ですか〜?うーん誰でしょう。
斉明の息子たち&有間、イケメンで固めて欲しいです。笑
| いづな薫 | 2010/09/13 7:25 PM |
こんばんは。
稲淵&栢森、いいとこですよねー。私も大好きな所のひとつです。この古墳の付近は、ちょこちょこ出没してたんですけど、こんなすごい事になっているとはツユ知らず・・・。この説明会の2日間、飛鳥駅周辺はエライことになっていた模様です。

彼岸花は、まだ咲いていませんでした。暑いからですかねー。
| sayuri | 2010/09/13 10:50 PM |
sayuriさま

まいど〜。
お世話になっております。

>ちょこちょこ出没してたんですけど、こんなすごい事になっているとはツユ知らず

 すごいことになっている写真、見ました。笑
しかも、当日はまだ猛暑でしたね。
 斉明天皇も驚く猛暑でしたね、笑。
涼しくなって、ほっとしています。
| いづな薫 | 2010/09/14 7:12 PM |
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 仕事(技術・研究系)と人と環境に優しい生活を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住→東京→Toronto

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