大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 龍馬伝感想 「さらば高杉晋作」 | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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龍馬伝感想 「さらば高杉晋作」
慶応3年(1867)4月14日未明、高杉晋作は29年の波乱に満ちた生涯を閉じた。

 高杉の最期の状況は、確かな記録がない。

面白きこともなき世に面白く
辞世の歌と言われているが、前年慶応2年の詩歌集に載っているので、辞世とも言えない。
土佐藩士で明治期伯爵、96歳の長命を生きた田中光顕(みつあき)が、高杉のことを談話集に残している。
 「明日の命も知れぬ高杉が、妓楼に行こうとした。」
田中は当時上方にいて、高杉の様子は知らないはずである。
信憑性は薄いが、高杉晋作、ここ最期に至って、華やかな伝説がある。

 高杉は奇兵隊を1863年、下関竹崎の豪商白石正一郎邸で結成した。
その白石正一郎が日記を残している。
4月13日、今夜八ツ分(午前2時)高杉死去の段、知らせ来る。

発病は20歳の頃で、逝去の前年1866年馬関戦争の時には、体調を崩し、喀血し、床に伏せるようになった。
結核の、末期症状である。
下関郊外の桜山に小さな家を建て、愛人おうのと療養生活に入る。
長州藩主より、度々多額の薬料が下賜されたが、当時の医療ではいかんともしがたい。
 余談だが、結核、初の抗生物質が出来るまで、まだ80年ほどある。

高杉晋作、奇兵隊の創設者として、軍事、作戦参謀として、名を轟かせた人物である。
同じ長州からは、近代兵学の大家、大村益次郎が出るが、第2次幕長戦争の頃からであり、それまでの長州が経験した内外戦争は、高杉が大きく係わっている。

 さて、感想。
後藤象二郎と、長崎奉行朝比奈の会談が面白かったですな〜。
ワイルドゴトー、敵に回すと厄介だが、味方にいれば良いかもしれない。笑
ふてぶてしく、カステラを獣のように喰らう、土佐藩参政。笑
 亀山社中の借金を肩代わりし、龍馬の立場を守る。

龍馬に支えられながら、海に散歩に行く、高杉。
龍馬に己の希望を託し、彼は言う。
僕の出番はもう終わりです。あとは酒を飲んで、三味線を弾いて面白おかしく暮らしたい、あの世でね!

龍馬の、ソウルメイトが逝ってしまった。

高杉が、龍馬と来た海にひとりで来て、慟哭する。
生への執着とあきらめと、龍馬への希望がない交ぜの感情が伝わって来る。
華やかで悲しく、ひとりの英雄の命が燃え尽きる様を、切々と感じた。

植物 最後に、高杉家族のその後について書く。
高杉はその短い晩年、愛人おうのと暮らしたが、国許には妻子がいる。
妻は、雅、一子に梅之進がいる。梅之進は父晋作が亡くなった時、4歳である。(今の数え方だと2歳。)
雅と梅之進は、義父母と共に明治10年(1877)より東京に暮らした。
晋作未亡人、雅は大正11年(1922)に78歳で死去。平穏な人生だったと言う。
 遺児梅之進は東一と改名し、外交官になる。

私は以前、オーストリア・ウィーンで、留学を切望しながら果たせなかった高杉を偲んだことがある。
 ウィーンは高杉の子、東一が外交官として赴任した地である。
高杉東一は、母より早く大正2年(1913)、50歳でこの世を去った。

【2010.10.10 Sunday 22:29】 author : いづな薫 
| 龍馬伝 | comments(2) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
こんばんは。
今日はBS2でしたが、リアルタイムで見ましたよ。弥太郎の交渉ぶりが、すっかり商人っぽくなってましたね。相変わらず龍馬たちにはやられっぱなしでしたけど(笑)

それにしても、本日は「高杉」の連呼でしたね。ちょっとビックリしましたけど。高杉の一生は、ドラマの中で龍馬が言ってましたけど、太くて短いけど濃い一生でしたね。
| sayuri | 2010/10/10 11:32 PM |
sayuriさま

毎度お世話になっております。

>弥太郎の交渉ぶりが、すっかり商人っぽくなってましたね。相変わらず龍馬たちにはやられっぱなしでしたけど(笑)

 菓子折りが出て来るのかと思ったら、借金伝票押し付けられたのは笑いました。
 「高杉デー」でしたね。sayuriさまはウハウハ?笑
かっこいい高杉が去ってしまって、寂しいです。
24日の大久保利通登場を楽しみにしています。
| いづな薫 | 2010/10/11 9:40 AM |
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時事問題、歴史、環境、料理、サッカー日本代表、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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