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since 2007.5.21 ストーンヘンジに行くんだ! | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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ストーンヘンジに行くんだ!

 
ストーンヘンジに行くんだ

誰が?いづなではない。
3550年前の少年がである。

イギリスの巨石文明ストーンヘンジ(イングランド南部のソールズベリー近郊)、を皆様ご存知のことと思う。
 観光客が押し寄せる、世界遺産だ。

そこから5kmのところで、2005年見つかった、14,5歳の少年の遺骨。
彼は首に、約90個の琥珀ビーズのネックレスをしている。
その少年の歯を調査したところ、地中海沿岸から来たことが分かった。

歯に含まれる、酸素とストロンチウムの分析で分かったそうだ。
ストロンチウムは、人体に毎日2喞度、食物から摂取され、骨や歯に蓄積される。
酸素とストロンチウムの構成比率は、気候や地質条件により異なる。
木で見る年輪年代測定法のように、どんな場所でその年どんな気候だったかなど痕跡が人の歯にも記録されるのである。
 こうして、琥珀の首飾りの少年の出身地が明らかになった。
 
琥珀は、木の樹脂が地面の中で長い年月かかって、固くなった宝石である。バルト海沿岸が産地だ。
少年の生きた時代すでに、琥珀は舶来宝飾品で、それを身につける少年は、とても身分が高く、裕福な家の子であろう。

地中海から、イギリスのストーンヘンジまで約800kmの道のりを、少年は、家族と旅をしていたのだろうか。  
 当時のお金持ち達は、琥珀などの宝石を求めて、旅行したらしい。それが名誉になったとも。

 それにしても、イギリス海峡はどうやって渡ったのだろう。
3500年前縄文時代の日本は、大木をくりぬいた、丸木舟で魚などを採っていた時代である。
 もう少し進んでいるにしても、家族で頑張って、小さな手漕ぎ船で渡ったのかもしれない。
 その東端のドーバー海峡を、泳いで渡る人もいるから、渡れるか。笑

 ようやくたどり着いた、ストーンヘンジで、彼は息絶えた。
外傷はなく、感染症で亡くなったらしいとのこと。
 3550年前の家族の悲嘆が、目に見えるようである。

ストーンヘンジは、当時身分の高い者が埋葬される地として有名だった。
ストーンヘンジ製作に係わったとされる、“エイムズベリーの射手”と言う人物も、ストーンヘンジから5kmの所に埋葬された。
 ストーンヘンジは、240人ほどの墓が見つかっている。彼は最も早く、4400年前の人だ。
しかも、出身地はドイツアルプスの麓。 

 世界遺産のストーンヘンジは今日も観光客を集めているが、古代から、まだ見ぬ土地への憧れ、旅へと人間をいざなったらしい。


【2010.10.29 Friday 23:16】 author : いづな薫 
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かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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