大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 塚原卜伝 | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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塚原卜伝
 刀剣が好きなのでNHKドラマ「塚原卜伝」を見出したが、すっかりはまった。
剣聖・塚原卜伝の若き日の話である。
いつもにこにこして癒し系の見た目だが、正義感が強く、物凄く腕が立つ。
39度の試合、19度の真剣勝負に挑みながら、1度も怪我をしたことがない。負けたら死んでしまうし。
立会いで斬った相手は212人。
いつ頃の人かというと、1489年生まれ1571年に83歳で逝去。体の丈夫な人だったのだろう。
ドラマでは室町10代将軍足利義尹(あしかがよしただ)が出て来ている。

塚原卜伝は、常陸国(茨城県)鹿島神宮の神官鹿島氏の4家老の1人卜部覚賢(うらべあきかた)の子として
生まれた。
後に、やはり4家老の1人で、子供のいない塚原安幹の養子になる。
卜伝は、実父からは鹿島古流(鹿島中古流とも)、義父からは天真正伝香取神道流をそれぞれ学んだ。

神仏に仕え、剣の達人、仲良し姉妹がいる(ドラマ中)、正義感の強さ、慈悲深く、生涯怪我ひとつ負わなかったこと。
塚原卜伝、我がお屋形さまと似た要素がある。笑

人間の脳には”前部帯状回”と言う部位がある。
前部帯状回は正義感や倫理観、信心深さが関係していることが研究で分かって来た。
正義感、倫理観が強い人は、信心深い傾向がある。

物語は、塚原新右衛門(卜伝)が元服する所から始まる。
元服の席で殿様に、「何か望みはあるか」と問われ「武者修行に出たい」と言う。
跡継ぎにともらった塚原家は大いに困るのだが、新右衛門の剣の師である松本備前守が「鹿島をいでよ。」後押ししてくれる。
この松本備前守が、鬼神のようで良い。

伊勢宗瑞(北条早雲)が登場したり、出ては来ないが越後では謙信パパ(謙信公はまだ生まれていない)が暴れている情報が入ったり。笑

塚原卜伝は、「甲陽軍艦」にも出て来る。
兵法の達人として、山本勘助と共に上げられている。

甲陽軍艦には、面白い話が載っている。
琵琶湖を行く船の中、若い剣士と乗り合いになった卜伝。
若者は相手が卜伝と知り、決闘を挑んで来る。
卜伝はのらりくらりと相手にしない。
それに腹を立てた若者が卜伝を罵倒する。
卜伝は他の船客に遠慮し、近場の小島にて決闘をしようと言う。
小船で小島に漕いで行くと、若者は船着場を待ちきれず、水深が浅くなった所で船を降り水の中を徒歩で行く。
卜伝は、船の向きをくるりと変え、一人船に乗って帰ってしまう。
「戦わずして勝つ。これが無手勝流だ」と高笑いしたと言う。無手勝流とは、戦わず策略で相手に勝つことである。

小童(こわっぱ)のうちから、とんでもなく腕の立つ塚原卜伝、高潔な精神があればこそ彼を”剣聖”にさせた。
名刀が名将を好むと言うが、名流派も名将を好む。

明日木曜日に第5回があるので、ご興味のある方はご覧下さい。
セリフが八重の桜と似ているなと思ったら脚本家が同じ。八重より面白い。笑

【2013.02.20 Wednesday 14:50】 author : いづな薫 
| 刀剣 | comments(4) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
私も毎週欠かさず見ています。私は公方様の大ファンです(*゚▽゚*)登場すると盛り上がります。いづな先生、本日NHK総合夜10時から歴史ヒストリアで空海の特集をやりまね、伝教大師 最澄が空海さんに「理趣釈経」の借用を申し出たが、空海は「文章修行ではなく実践修行によって得られる」との見解を示して拒絶、以後交流は相容れなかった。まっことその通り、どんな名言が飛び出すか今からドキドキです。

| 串かつ | 2013/02/20 3:24 PM |
串かつ先生

コメントありがとうございます。
塚原卜伝もご覧とのこと嬉しいです!
公方様がお好きなのですか。
あの白い人ですよね。笑。
室町幕府は不安定ですね。幾人も将軍が簡単に襲われてしまうし。
犯人・円珍の過去設定が上手でした。
仲の良い妹を殺され僧になったが寺が乱脈を極めていて、武芸を磨いた。
塚原卜伝にも仲良しの妹がいますからね。
ヒストリアで空海の特集ですか!
情報ありがとうございます。拝見します〜。

>空海は「文章修行ではなく実践修行によって得られる」との見解を示して拒絶、以後交流は相容れなかった。

う〜ん、密教に対する考えの違いですね。
| いづな薫 | 2013/02/20 3:42 PM |
 ドラマ塚原卜伝、面白そうですね。今度から見ます〜
 塚原卜伝といえば、やはり愛刀は「備前長船祐定」ですよね。質実剛健なつくりで、一説には三尺もあったという言い伝えです。この時期の剣豪・武将はまさに「名刀は名将を好む」そのものですね。いい武将には、必ず名刀がそばに付き添っていました。確か、塚原卜伝の弟子が足利義輝の剣術の指導をしたという話しを以前聞きました。

「戦わずして勝つ。これが無手勝流だ。」このシーン、まさにあのブルース・リーの「燃えよドラゴン」の冒頭で、まったく同じシチュエーションで出てきます。やはり本当に強いものは、めったに刀を鞘から抜刀はしないものです。

 昨日のヒストリア「空海」編、分かっていたのですが寝てしまいまい見忘れてしまいました!!(再放送見ます)
 そうなんです、串かつ様の「理趣経」の話しは有名ですよね。最澄が空海にこの経本を貸して欲しいというのですが、この「理趣経」は人間の「欲」について説いているもので取り扱いが難しいのです。ゆえに弟子の泰範を送りますが、結果、泰範が空海(真言宗)の弟子になってしまい、最澄との間にヒビが入ってしまいました。真言宗は三密(身密・口密・意密)を身をもって修行しなければ絶対に灌頂を授けないという厳しい戒律がありますね。
                         義太郎
| 義太郎 | 2013/02/21 1:31 PM |
義太郎さま

お世話になっております〜。
塚原卜伝、対戦相手にへんてこりんな剣豪も出て参りますが(昨夜は突然山本勘助が・・・)、まあ娯楽時代劇なので。笑

>塚原卜伝といえば、やはり愛刀は「備前長船祐定」ですよね。質実剛健なつくりで、一説には三尺もあったという言い伝えです。

原作にもこの長い刀が出て参ります、どんな背丈なんでしょ。笑
昔は粗食で卜伝の身体能力の高さから小柄かも?と思っているのですが。

>「戦わずして勝つ。これが無手勝流だ。」このシーン、まさにあのブルース・リーの「燃えよドラゴン」の冒頭で、まったく同じシチュエーション

え〜そうなんですか!
原作で、ある馬借が護衛募集するのです。身元を隠して卜伝が応募するのですが、腕試しに馬借が「この弓で的を射てみよ。」と言うのです。
で、弓を番え卜伝は的にどんどん近づき、間近で弓を放ちます。
反則じゃないかと言われるのですが、そんな規則ありませんし。笑
逆に卜伝は、「戦で矢は至近距離から撃たれることも多い」と言います。

ヒストリア「高野山」、録画を今朝見ました。
理趣教の逸話や、叡山等に残る様々な史料から、最澄という人物、合理的且つまじめで、学者タイプだったのではと推測しています。
| いづな薫 | 2013/02/22 11:59 AM |
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 仕事(技術・研究系)と人と環境に優しい生活を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住→東京→Toronto

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