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since 2007.5.21 TPP参加するのか。 | 戦国カフェ
   
 
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TPP参加するのか。
 安倍首相がオバマ米大統領と会い、TPP参加へ大きく傾いた。

農業分野が多く取り上げられ、市場改革が目的のように言われるTPPだが、実情は全く違う。
市場を開放するものではなく、支配的な国が大部分の利益を吸い上げる政治的取り決めに他ならない。
アメリカの産業が権力を自由行使するための取り決めであり、TPP参加の国々は対等な地位などもとより与えられていない。
政府専用機で行った安部首相を、米アンドリュース空軍基地で出迎えたのは、政府要人ではなく国務省の役人。
安倍首相もオバマ大統領も時間はあるのに、晩餐会もない。

さて、なぜアメリカがTPPを言い出したか。
米の巨大企業は、生産を海外に拠点を移し、製品を作り売るだけは利益が上がらなくなっている。
更なる成長を求めて、他の手段を考え始めたのである。

米政府はかねてより、日本の保険や金融市場をターゲットに定めている。
以前小泉純一郎元首相が、郵政民営化を訴え選挙で大勝した。
小泉元首相は、郵政民営化についてさして詳しくはない。
なぜ郵政民営化を唱えたか。
アメリカが、保険業務の日本市場への拡大に保険料の安い「かんぽ」が障害だったからである。
当時、郵貯と簡保(かんぽ)の資産が350兆円に上った。日本人の個人資産の25%くらいに相当する。
アメリカ金融資本がこれに目をつけ、利益にしようと考えた。
アメリカは、日本の電通に対し5000億円の広告宣伝費を使い、「郵政民営化は必要」と国民に宣伝させた、と言われている。
巨額の広告費を使い、知識のない親米的な首相を持ち上げ、国民は選挙で自民を大勝させた。
絵空事のような現実を起こし、米は利益を収めている。
金融商品を海外に売り込む場合、その国の規定で制限がかけられる場合がある。
しかし、日本の郵政民営化により閉鎖的だった分野から金儲けする手段を得たのである。

今回のTPPにも金融関連への多くの権利が含まれている。
金融危機を生じさせた張本人に、更なる権力を与えるのが、今回のTPPである。
アメリカでは、貧富の格差が大問題となっている。米ほどではないが日本もだ。
TPPは、アメリカの富裕層をさらに富ます協定である。

アメリカ政府は、ソ連と冷戦が終了した後に大きく道を間違えた。
もちろん冷戦が終わったことはいいことだ。
しかし、ソ連(ロシア)と言う敵がいなくなり、軍需産業を富ますため新たな敵が必要になった。
ひとつはテロである。
テロへの報復ならば何をしてもいい的な思想が、イラク、アフガニスタン戦争、先日のアルジェリア事件を肯定させる。
米映画業界で好まれる、テロを攻撃するヒーローのアクション映画は、一般大衆へのマインドコントロールにしか見えない。

最近は、戦争ではなく経済分野においても、他国に対し搾取的行動を取るようになっている。
冷戦時代はソ連と言う敵がいるため、西側の国はもとより、少々上手くいっていない国でも仲良くしようと言う気持ちが、アメリカ外交にあった。
 
路線変更したアメリカ、年がら年中”有事”のこの国は、外交がすこぶる上手い。
外交は血を流さない戦争である。
外交下手な日本は輪をかけて属国になる。
多くの日本人に早く、この現状に気付いていただきたい。

【2013.02.23 Saturday 22:11】 author : いづな薫 
| 地震、原発 | comments(2) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
「妙法蓮華経」は伝教大師こと最澄が、中国の天台山で法華経を学び、その当時の御題目は「法蓮華僧伽呪」ほうれんげんさんがんじゅ、と唱えていた。法とは宇宙の心理、仏の教え。蓮華は心を表現している。僧伽は法に帰依している者をいいます。つまり人生航路を渡る肉体舟は、目糞・鼻糞・歯糞・汗大小便など、綺麗なものは何一つ出てこない。このように泥沼のような肉体舟であっても、泥池に蓮の花が咲くように、自分の肉体を支配している意識の中心の心が、宇宙の仏の法をさとって生活し、仏法に帰依したならば、仏の心と調和され、三昧の境涯に到達できると、最澄が日本流に改め、妙法蓮華経と訳し比叡山を中心に弟子たちに教えたんです。伝教大師こと最澄の遺言「我為に仏をつくるなかれ。我為に経を写すなかれ。わが志を述べよ」「神理を説く人こそ国の宝である」「神理は自分自身の心の中にある、常に中道によって我欲を捨てた生活を続けて行けば、誰でも、神仏の子としての価値を自覚するだろう」最澄もまた本物であった。( ;∀;) カンドーシタ
| 串かつ | 2013/02/24 6:30 PM |
串かつ先生

コメントありがとうございます。
最澄が叡山に入る20歳前後に書いた、「叡山大師伝・願文」と言う文章が写本で残っています。
串かつ先生ご存知の通り、入山の決意と心境をつづった文章です。
その文章を読んだことがありますが、志の篤さ、格調高くそして既に思想家としても素晴らしいです。
自らを戒め、真理を体得し、修行によって得た功徳は多くの人に分かち与えるとしています。
串かつ先生が記述して下さった法華経、インド文化と日本文化の違いを理解するのは大変なことですね。
ましてや最澄は独学です。
密教の行者で天才肌の空海と論理的で学者肌の最澄、ふたりの偉大な宗祖が同時期に存在したことが、この時代の豊かさを感じます。
| いづな薫 | 2013/02/25 4:56 PM |
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時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
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