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川内(せんだい)原発と巨大噴火
 細川さん小泉さんの、「自然エネルギー推進会議」設立総会が5月7日都内で開かれた。
入りきれないほどの大勢の人を集め、もっと広い会場はなかったのかと聞かれたそうだ。
しかし、”原発ゼロ”と言うと会場はなかなか貸してもらえないとのこと
最近、原発猛進する安倍政権に遠慮しているのか、脱原発集会には場所を貸さない自治体が多いと聞く。

今、鹿児島県の川内(せんだい)原発再稼動が計画されている。
周知の通り、電気不足で再稼動が必要なのではない。
原発に依存しすぎた電力会社の経営失敗から、金が必要なのである。
それで、安全対策はおざなりにして再稼動をしようと言うのである。
事故を起こし、死に体の東電に替わって勢いづいているのが九州電力である。

川内(せんだい)原発の近くには霧島、桜島など活火山が複数ある。
その周辺は、過去の巨大噴火の痕跡が幾つもある。
川内原発の地点にも、火砕流が何度も到達したと見られる。
原子力規制委員会の審査で、九州電力もその可能性を認めている。

政府が世界で最も厳しいと言っている、原発の”新しい安全基準”がある。
しかしこれには、穴がある。
噴火の可能性が小さいと事業主(電力会社等)が判断すれば、普段観測していればそれでよし、と言うルールである。
噴火予知してから、原発を止めれば良いじゃないかという言い分である。
しかし、火砕流は温度は600度以上、時速100kmで到達する。
火山学者は、川内原発に届くような巨大噴火予知は不可能だと言っている。

甚大な被害を出した、火山災害のいい史料があるので紹介する。
同じ九州島原半島にある、”眉山”噴火の史料文献が大変興味深い。
1792年5月21日「島原大変肥後迷惑」と言われた大災害である。
山が縦に2つに割れた、そんな表現がふさわしいほどの激甚災害であった。
眉山の南斜面が大崩落し、島原7万石の城下町を飲み込み大量の土砂とともに有明海に落下した。
その衝撃で、有明海では10mを超える大津波が起き、対岸の肥後では30m超えた地点もあった。
20〜30km対岸の肥後・天草地方を襲い甚大な被害をもたらしている。
山の破片は海に落ち、現在いくつもの島を形成している。
その衝撃で、海を挟んで反対側の熊本に地震と大津波を起こしたのである。
人口密度が高くない場所で、死者15,000人と言われている。
これは有史以来、わが国最大の火山被害である。

島原藩では、17歳以上の藩士全員が集められ、昼夜問わず献身的な救助と救命が行われた。
倒壊した家や土砂に埋った生存者を掘り起こし、助け出した時には息絶えると言うようなあり様だったと言う。

津波、余震、火災の続く中、必死の救助活動する様子は、東日本大震災の余震、原発事故で活動した、警察、消防、一般の人々の姿と重なる。
島原藩主・松平忠恕(まつだいらただひろ)は、大災害による心労がもとで精神を病みあえなく死去した。

話を、川内原発再稼動問題に戻す。
大噴火を起こした眉山は、川内原発の近くではないから安心?
川内原発の周りにも、巨大噴火の跡がある。しかも予知できない。
予知でき原発を停めることが出来たとしても、川内原発内には使用済みを含め核燃料が900トン近くある。
その核燃料を運び出すだけでも、数ヶ月から1年かかる。
その危険な作業に従事してくれる人員は、確保できるのか?
その間に巨大噴火が起きれば、終わりである。
今回、原子力規制委員会の中に火山専門家がいないため巨大噴火の件は不問にされる可能性大である。

もし、川内原発が火山噴火で事故を起こしたら?
新潟県柏崎刈羽原発が、豪雪期の巨大地震で事故を起こしたら?(雪で道路は寸断される)

そんなこと、何万分の一の確立だから心配する必要はないと考えるか。
安倍政権は、地震、火山、天災の多いこの日本で金のため原発推進させている。

為政者がバカだと、国民は見殺しにされる。
安倍自民党は今、一強的存在である。
原発推進政策、集団的自衛権など、今日本は非常に危険な状態にある。

【2014.05.10 Saturday 14:42】 author : いづな薫 
| 地震、原発 | comments(0) | trackbacks(0)|
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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