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since 2007.5.21 軍師官兵衛「秀吉の最期」 | 戦国カフェ
   
 
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軍師官兵衛「秀吉の最期」
慶長の役の最中、豊臣秀吉が死ぬ。
慶長3年(1598年)8月18日のことである。

死期が迫った秀吉の関心は、朝鮮に出兵させている軍のことではない。
あるのは、何としても秀頼に後を継がせたいと言う妄執である。

その年の春には、京・醍醐で新たに桜700本を植えさせ盛大な花見の宴を開いている。
出兵中のことであり、大名の参加者は秀吉、前田利家のみ。あとは幼児の秀頼である。
女性が1300人も参加という宴だった。

秀吉が、いよいよ床に伏せるようになる慶長3年5月、五大老五奉行に遺言書を書き、徳川家康には幾度も秀頼を頼んでいる。

しかし、家康は天下は回り物と考える。
信長が死んだ時、たくさん男子がいたのにもかかわらず、秀吉が天下を簒奪したのを家康は見ている。
秀吉は、身内をことごとく死なせたことが失敗だったと言える。
弟秀長が病没し、甥の秀次を殺してしまって、豊臣家には成人男子がいない。自ら防御機能を壊してしまったも同じである。

朝鮮出兵で諸大名が疲弊し、慶長の大地震による伏見城建替え命令で臣下の豊臣離れを呼んだ。
秀次と共に殺された妻妾たちに、諸大名の姉妹、娘が多くいたことも原因である。

秀吉が生きているうちは、口に出せなかった不満怒りがその死によって吹き出ることとなる。
それを、味方にして大きな力にしようとしたのが家康である。
家康は、秀吉の死後即座に動き出し諸大名と婚姻政策を結ぼうとする。
家康の6男忠輝には、伊達政宗の娘五郎八(いろは)、福島正則の養子正之には家康養女の満点(まて)が嫁いだ。
蜂須賀家政の嫡子至鎮(よししげ)には、養女万が娶わせられた。
黒田家も、次の天下人は家康だと見ている。
黒田家も家康グループに入ると決め、既婚で子もあった長政は離婚し、新たに家康の養女ねねと婚姻する。

さて、今回遭難死してしまった、官兵衛の次男、熊之助。
母里太兵衛の息子吉太夫と共に、官兵衛や長政のいる朝鮮に向け出航し響灘(ひびきなだ)を出た所で海の藻屑と消えてしまった。
官兵衛夫妻にとって、慶長の役はわが子を失う悲劇も重なった。

朝鮮出兵は、何万と言う多大の犠牲を払い秀吉の死で終わった。
天下の覇権をかけて、日本は再び争乱の時を迎えたのである。

短く感想
6歳の幼児(今で言う5歳)に、国の主権、司法行政権があり、何としても跡を継がせ続けたい老父の妄執。
判断のおぼつかない老人と幼児が国中枢にいる。
いやはや、物凄い社会である。
官兵衛と秀吉の愛憎劇は見ごたえがあった。

【2014.11.10 Monday 11:41】 author : いづな薫 
| 軍師官兵衛 | comments(2) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
いやいや、今の日本も物凄い社会ですよ。世間の知らない霞ヶ関の官僚、世間の知らない国会議員、世間の知らない大学教授、飼い殺し状態の国民。1400兆円もの借金をしてでも人心を把握するため、高額報酬で不満を消しているのが現状でしょう。冬のボーナスも近づいているし、全てが金目でしょ、こんな感じ、北朝鮮と同じやんか(゚д゚)。
| 串かつ | 2014/11/12 8:14 PM |
串かつ先生

コメントありがとうございます。
解散総選挙が現実味を帯びて参りましたね。
年末に向け忙しさに拍車がかかりそうです。
党と既得権益者の利益のために選挙をする、しかも巨額の税金を使ってです。
国民のことなんて何にも考えていません。
超富裕層御用達政権ですから。
公明党も、平和の党、国民政党は捨てるんですね。
| いづな薫 | 2014/11/13 8:21 PM |
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時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
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