大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 花燃ゆ「人を結ぶ妹」&現代を考える | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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花燃ゆ「人を結ぶ妹」&現代を考える
幕末男子の作り方だの、今回の大河およそつまらないキャッチコピーを添えている。
NHKでは、南京大虐殺を南京事件と言い換え安倍政権への遠慮から来る、自粛、自己検閲が盛んになっているそうだ。
”権力の監視”と言う、メディア本来の機能なんて微塵もない。

昨今、大河ドラマもやたら家族、家族と言っている。
家族と言う概念は、そんなに古い物ではない。
せいぜい、明治からこちらである。
家族をテーマにすれば、歴史に興味のない視聴者からも視聴率を稼げると踏んでいるのか。
そして何より、安倍政権広報NHKからの、政府は国民の面倒を見ないから介護でも何でも家族でやりなさいよ、
と言うメッセージである。

まあ、それでも幕末の志士たちが出るので「花燃ゆ」第1回目を見た。
吉田松陰が、長州の藩校・明倫館で学ばなければいかん、考えなければいかん、と盛んに言っていた。
幕末明治の人たちは、非常時を生きる。
彼らは、今よりも情報は少ないのにその情報がやがて何を引き起こすか、どう対処したらいいか、あらゆる可能性を深く考えている。

この点、現代人は全く退化している。

薩摩や長州の人々は、幕末欧州の国々と戦争をしている。
戦争をしてみて、戦っている場合ではない、学ばねばいけないとすぐに気がつくのである。
長州の凄い所は、外国船への砲撃(攘夷決行)の1863年5月、井上聞多(馨)や伊藤俊輔(後の博文)ら
5人(長州ファイブ)を横浜から英国留学に向けて旅立たせているのである。
井上伊藤ら5人を英国に密航させたのは、長州藩重臣・周布政之助。

そして、井上と伊藤はロンドン留学中、ロンドンタイムズに長州藩が度々下関で外国船を砲撃している記事を目にする。
そして、被害を受けた諸外国は長州に賠償させようとしているのを知る。
西洋の進んだ文明を目にした彼らは、攘夷の無謀さを良く知っており、藩論を攘夷から開国に転換させるため、
伊藤と井上は急遽帰国する。
列強軍備の物理的破壊力の凄さ、幕府による第一次長州征伐と、伊藤博文は、長州藩存亡の危機を幾度も経験しているのである。

ドラマ最後に、祐筆・椋梨藤太(むくなしとうた)が出ていた。
簡単に言えば、「幕府&江戸時代続行!改革だめ!」の人物である。
この人物により、高杉晋作、周布、井上ら改革派は、散々苦しめられ多くの命で贖うことになるのである。

現代日本では、メディアが中国、韓国のネガティヴニュースを垂れ流し、今や日本人の9割が中韓に悪いイメージを持っている。
外交はもっと大局的に見ないと何が起きているか把握出来ない。
小競り合いに夢中になり、弱者と弱者の戦いになり富や権利を簒奪する巨悪に気付かない。

そして、外交には常に裏がある。

戦乱の時代を見れば簡単だ。
情報として流布する内容は嘘が多く、敵を欺くためにわざと流されるものが多い。
正確な意味を解読するのが当然だが、これが現代行われているか。
否である。ニュース内容を鵜呑みにしている人が多い。
現代の日本の与党に、国際社会の政治力学、駆け引き出来る政治家が一体何人いるか。
米国にくっついていれば、植民地であれば、考えることすら不要である。
だから、知的貧困をさらす安倍首相みたいなのが出て来る。

幕末の志士たちは、多くは20〜30代である。
彼らはわずか2000人程度である。
彼らが倒幕し新しい世の中を作り、回天の偉業を成し遂げた。

今回の大河は、主人公の歴史史料が非常に少なく創作が多くなるので、私も毎回見るとも限らない。
けれど、幕末明治の人たちが、強大な欧米列強が日本を簒奪をしようとする中で、どう国益を守ろうとしたか考えてみたいと思う。
現代の特に米国、そして米国を追い抜く中国との付き合い方の答えが見えて来るだろう。

【2015.01.05 Monday 21:24】 author : いづな薫 
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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