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since 2007.5.21 バラの葉裏に出来た、玉 | 戦国カフェ
   
 
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バラの葉裏に出来た、玉


ノイバラの葉裏に出来た、金平糖のような玉。
バラハタマフシ(薔薇葉玉附子)と呼ばれる、ゴール(虫こぶ)である。

バラハタマフシには、バラハタマバチの幼虫が1匹入っている。
5〜8月、ノイバラの新芽にこの虫こぶが出来る。
20日くらいで、地面に落下。
虫こぶの中の幼虫は、成長しさなぎになり、翌春成虫としてこぶから出て来て、またノイバラに卵を産む。
バラハタマバチは、メスの下半身だけ濃いオレンジ色のハバチ。チュウレンジバチではない。

虫こぶは、昆虫類やダニ類の寄生で生じ、植物にあるアミノ酸や植物ホルモンで植物細胞を奇形化させる。
中には虫が1匹または複数入っており、虫こぶ内壁の汁を吸い、外敵から守り虫が自分に都合のいい
環境を作っている。

ノイバラを始め植物には、多種多様な虫が来る。
ノイバラには、アブラムシが発生する。
大量に樹液を吸われてはノイバラは枯れてしまうので、アブラムシをえさとする虫がやって来る。
テントウ虫や、クサカゲロウ、寄生バチ、ヒラタアブ、コシボソアナバチ、ハナグモなど多種多様である。
てんとう虫の一種、キイロテントウは、うどん粉病菌まで食べる。
ハナグモは、姿美しく、しかもハンターなので、私は楽しんで観察している。
蜘蛛が、チュウレンジバチ親子やアブラムシを捕食しているのをよく見かける。

虫を薬で殺し、もう虫も鳥もいないのに農薬をまく。しかも、欧米では禁止されている薬物もある。
殺虫剤大手の住友化学は戦争で莫大な資本を築き、今は原発推進企業である。
既得権益者を儲けさせることは、シロアリにえさをやるも同じこと。
私が、オーガニックにこだわる大きな理由はここである。

アブラムシも虫こぶを形成する虫である。
アブラムシは、ハチやアリのような王様、兵隊と社会を形成する虫である。
兵隊アブラムシは、自分が寄生する植物の虫こぶに傷が生じると、自分の体液を放出して傷を治すことが分かっている。
体液放出で、60%もの体重を失いつつ、他種生物である植物の傷を治す。
体液でかさぶたのような物を作るだけでなく、口針で植物細胞の再生を促すと言う。

人間医学の分野の話だが、怪我や病気で壊疽が生じた患部に無菌うじを乗せると、壊死した部分だけ分泌液で
溶かして食べ、治癒を早めることが分かっている。
既に、治療も行われている。
麻酔も必要なく副作用もない。
患部の肉芽組織が育ち、壊死した組織は小さくなり患者は四肢など体組織の切除をまぬがれる。
高度先進医療なので、費用コストの問題があるが、虫や微生物の医療は大いに期待できる分野である。

命が生まれ、生き、そして土に帰る。


多様な生物は、複雑な相互作用を繰り広げながら切れ目なく循環している。
それを寸断させても、絶滅させてもいけない。
自然が分解できない、核物質製造などもっての外である。

微生物分野、生物多様性の解明に関し、人類はまだほんの入口に立っただけである。
環境浄化微生物、医薬品などこれから多くの研究がなされる。
もちろん、中には炭素菌のように、生物兵器に使われるものもある。
平和利用されるよう守り(ここが非常に難しい)、人類共通の貴重な資産を大事にして行きたい。

【2015.05.19 Tuesday 16:01】 author : いづな薫 
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 仕事(技術・研究系)と人と環境に優しい生活を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住→東京→Toronto

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