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since 2007.5.21 オオタカで考える環境問題 | 戦国カフェ
   
 
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オオタカで考える環境問題


鳥類生態系の頂点に立つ、オオタカが東京の明治神宮や皇居で営巣し新宿御苑にも飛来している。
都心の緑地で、オオタカを支えるだけの生き物と自然が存在しているのである。

オオタカを検索していたら、2012年の北國新聞で「能登のオオタカ絶滅」という記事があった。
能登で唯一の営巣地であったのは、石川県七尾市城山周辺。
上杉謙信が攻略した七尾城址があるところである。
謙信は鷹を愛して見事な鷹を飼い、信長がその話を聞きつけて所望したという記録がある。
そして、謙信から信長に鷹が贈られている。

食物連鎖の頂点に君臨する鷹が絶滅ということは、生態系が崩れているということである。
鷹がいなければ、鷹のえさのカラスや小動物が繁殖して困るだろう。
七尾は、東京に比べればはるかに良い環境だと思ったがそうでもないようだ。
樹木伐採、枯死など環境悪化が原因に挙げられている。


東京オオタカ保護連絡会のサイトに、こんな記述があった。
鷹のえさの90%は、鳥である。年間18.25kgの鳥が必要だとのこと。
シジュウカラばかりを食べたとして、1100羽くらい必要である。
シジュウカラが、イモムシばかりを食べたとして、年間イモムシが1億匹必要だそうだ。
うちには、鷹は来ないがシジュウカラはたくさん来る。イモムシの異常発生ないわけだ。

上杉謙信の居城春日山城跡でも、最近ずいぶん木を伐ったが、生態系の保存は大丈夫なのか。



私は、鷹狩りに参加したことがある。
可能な土地に住んでいれば、鷹を飼いたいと思っている。(規制があるので輸入鷹になるが。)
でも、ご近所の犬や猫に何かあったら真っ先に疑われるので飼わないでいる。笑
鷹でなくても、実家の猫が近所のペット鳩やプレーリードッグを獲って来て困ったことがあった。
怪我していなかったので、無事にお返しできたが。


うちの樹木に、カラスが巣をかけたことがある。
ハンガーをどこからか集めて来て、鉄筋入り巣を作っていたが、ホトトギスが5月に何羽も姿を見せるとカラスが
巣を放置した。
ホトトギスが、猛禽類の鷹に似ているのでカラスが恐れるという説もある。
鷹は、カラスを獲って食べる。
福岡市では、カラス駆除に鷹を使っている。

私が暮らしていたドイツでも鷹はお馴染みの鳥で、田舎の普通のお宅で飼っているのを見た。
家の人は狩猟用だと言っていたが、園芸対策に害獣も捕獲してくれて便利。
私の住んでいた家の住所は、ドイツ語で”鷹”という地名が入っている。
近所の養蜂家のみつばちは毎日うちの花で蜜を集め、鷹がいたり、山と湖と鬱蒼としたドイツトウヒの森が
私の生活圏である。

下、その養蜂家の看板。



今の東京の住まいに来るホトトギスは、カラスとは別の誰かの巣に「托卵」成功したのか、
毎日朝から晩まで鳴いている。
ホトトギスやカッコウの卵は、養い親の卵より1日ほど早く孵化し、養い親の子を巣から突き落とす。
放逐に成功した子供は、養い親に育てられる。
ホトトギスやカッコウは、養い親がちゃんと子供を育てているか見に来るのだという。

とんでもない親だ、とお思いの人もいるだろうが、自然界ではそう珍しくない。
昆虫の世界はもっと面白い。
植物の葉を、蝶の幼虫が食べる。
すると、植物からSOSのシグナルが出て寄生蜂がやって来る。
寄生蜂は、蝶の幼虫の体内に卵を産みつける。
幼虫は、サナギになり蝶になる日を迎える。

しかし、さなぎから出て来るのは、蝶でなくて、ハチである。
サナギの中で、ハチの幼虫は蝶の幼虫を食べてしまったのである。


5月25日、今年初めてのトンボを庭で確認した。
黄色い、大きなトンボだが種類はわからない。
8月以降は、庭に棒を立てトンボを眺めるのを楽しみにしている。色形が美しく、まるで飛ぶ宝石である。
肉食のトンボは、園芸をする私にとって大事な仲間だ。

植物や動物、生き物を育てていると、生態系が互いに複雑な影響を及ぼしながら生きているのが良くわかる。
自然を構成する小さな単位である微生物をたくさん培養しているので、頂点に立つ鷹も知る機会があれば幸いである。

【2015.06.09 Tuesday 14:45】 author : いづな薫 
| 環境問題 | comments(4) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
御屋形様 実にハンサム ^^
惚れそう

鷹は雌の方が大きいの?
うそ〜っ と思ってしまった
なんて無知なんでしょうね
鳥はみんな雄の方が大きく派手だと思っていました

それにしても、素敵なことです。♀なんだ〜

芋虫に苦慮しています
シジュウカラはなかなか来ません
ヒヨとスズメが多いですよ

友人がエヒメを使っているそうですよ
| さくら | 2015/06/09 7:07 PM |
さくら様

御屋形様をお褒めいただきありがとうございます。^^

鳥は、オスが美しい羽を持っていますね。
大きさで申しますと、猛禽類はメスが1回り2回りも大きいです。
オオタカだと、1.5倍も違います。
交尾期、オスはビビリまくり。
鷹のメスは、オスと同じ大きさの鳥を食べますから。
メスに、「おっメシ来た!」と間違えられたら大変です。Σ(゚口゚;
無事夫婦になって、父鷹は子供が小さいうちに小さな獲物を捕り、母鷹は育った子供に大きな獲物を捕るようです。

芋虫の季節ですね。
シジュウカラがいると、ガーデニングは楽です。
私は、多忙期は1週間強は何もできませんが枝が坊主にされずにすんでいます。

ヒヨドリは雑食、スズメは穀類を食べますね。
肉食の鳥を呼ぶ必要があります。

さくら様邸は、冬場にピーナッツリングを掛けていらっしゃるのではなかったでしたか?
水飲み場や、ひまわりの種は置いていますか?
冬に、穴が28〜30mm巣箱を掛けても良いかも。
高さは、170〜200cmが利用率が高いです。
巣立ち成功率は、4m前後がベスト。
穴の向きはあまり関係ないようです。
ライさんが野生的なニャンコなら、ネズミ返しの大きいのをつける必要があるかも。笑

エヒメを、使っていらっしゃるお友達によろしくお伝え下さい。
梅雨の季節ですが、頑張って参りましょう!
| いづな薫 | 2015/06/10 2:10 PM |
おそれながら、能登で「絶滅」したのはオオタカではなく「イヌワシ」だと思ってしまいました。崖に巣作りして鳥や獣を捕食する、ワシらしいワシです。
東京近郊に住んでいますが、オオタカなら近所の湖でカラスやカワウを襲っているところを見たことがあります。イヌワシは能登にいなくなったら生息地は岩手県だけになってしまうらしい。
オオタカがいなくなったということは、東京近郊の方が森林の環境がいいということになり、別な意味でショックです。
| りくにす | 2015/06/11 5:51 PM |
りくにす様

能登で絶滅したのは、「オオタカ」と3年前の北國新聞などに載っています。
日本鳥類保護連盟石川県支部が、県内の生息数が10羽以下とされる希少な猛禽類「オオタカ」が能登で絶滅したことを確認しています。
新聞も、スポーツ結果やオオタカ記事くらいは信じてもいいでしょう。
イヌワシは、石川県内で30〜40羽生息し全国では300羽程度いるようです。
能登半島は、丘陵地帯です。
イヌワシは、元来、山岳森林地帯に住む鳥です。
石川県の白山連邦の観察舎から、今でも観察出来るそうですよ。
県鳥がいなくなっては、困るでしょう。
オオタカ、東京近郊ならいます。
なぜなら、オオタカは人のいるような里山地帯が好きなのです。
猛禽類でも、ただ自然があれば良いというものではありません。
イヌワシもオオタカも、それぞれ生息に適した環境が必要なのです。
| いづな薫 | 2015/06/11 8:52 PM |
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、サッカー日本代表、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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