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since 2007.5.21 あけましておめでとうございます。2016元旦 | 戦国カフェ
   
 
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あけましておめでとうございます。2016元旦


上の絵にもある、門松の歴史について少し語る。
門松は、新たに来る歳神様が迷わないよう建てられた目印である。
ここに来てね、と言うことである。

いにしえの人々は、神はみずみずしい常緑の草花に宿ると信じていた。
今でも、会社、商店、一般家庭でも、門松や、正月飾りを掛けている。
昔から一夜飾りは仏事だから忌み、早々と掃除を済ませ、少なくとも2日前には松を立てた。
神様の降臨したご神木である門松は、精霊の木であり、祖霊の宿る神聖な木なのだ。

山が近くにあれば、年末松を切り出しに行き、少なくとも2晩は休ませて、縁起のいい日を選び、門松として立てた。
 9のつく日(29日)は「苦」につながるので避け、31日は、一夜飾りになるから避ける。
昔、太陰暦の時代は30日までしかないので、30日だと一夜飾りになってしまうので、遅くとも28日には飾った。
 これを、「お松様迎え」と呼ぶ。
地方によって、飾る門松は、一律ではない。
 栗、ゆずりは、椎、ナラ、榊、ナラ、竹などさまざまである。
ちなみに、門(かど)は、門ではなく、母屋の前の庭を意味する。

 平安時代の絵巻物には、松を立てる風習が見られ、兼好法師の「徒然草」にも、「大路のさま、松立てわたして、はなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ」と、門松についての描写が出て来る。
 そして、謙信公が所持していた、国宝「上杉本洛中洛外図屏風」にも、門松が立っている。
この門松は、竹ではなく松の枝や葉を立てたもの。

 門松の松が、斜めにばっさり切られているのはなぜか?
「三方ヶ原の戦い」で、武田信玄に負けた徳川家康が、「次は斬るぞ!」と、頭に来て伐ったのが最初との説がある。

新年に、木を神を降臨させるのは日本だけではない。
中国雲南省やタイなどでも、新年、精霊の依代(よりしろ)となる木が立っている。
キリスト教圏でも、冬でもみずみずしいモミの木をクリスマスツリーにして飾った。
私が暮らしたドイツの都市は、クリスマスツリー発祥の地フライブルグである。
冬になると、伐り出したモミの生木を抱えて歩く人を見かけた。
昔、人間にとって陽が短くなり、作物のならない冬は恐ろしい季節だった。
だから、冬枯れない樹木を聖なる日に飾るようになったのだ。

古今東西、人は自然界にある神々と対話して来た。
神々に守られ、時に恐れ、心の支えとし、生活の指針を決めて来たのである。

【2016.01.01 Friday 18:25】 author : いづな薫 
| 歳時記 | comments(2) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
新年おめでとうございます

今年は会えるかも知れないですね ちょい恥ずかしいですが。。。

絵が素敵で 景勝がサルを飼っていたとは知りませんでした

我が家はなんのいわれも調べることなく、夫が門松を作っていました
このところはやってないですが。。。
常緑で中々枯れない松は確かにすごいと思っていました
2か月以上しゃんとしてますものね。

これから モミや松などまとめて飾ってみましょう 
楽しそうです

門松のお話しありがとう

今年もどうぞよろしくお願いいたします
| さくら | 2016/01/01 10:16 PM |
さくら様

明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
さくら様&ご家族様みな、フラワーアレンジがお得意ですごいですね。
門松は、フラワーアレンジメントとは言わないかしら。笑
景勝は、笑わない人でペットのサルが景勝の真似をした時だけ家臣の前で笑ったと言う逸話があります。
謙信公の威厳を継承しようとしたのかもしれません。
お屋形さまゆかりの地で、さくら様にお会い出来たら嬉しいです。
| いづな薫 | 2016/01/01 10:42 PM |
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 仕事(技術・研究系)と人と環境に優しい生活を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、野球、音楽、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住→東京→Toronto

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