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since 2007.5.21 豊後行平(ぶんごのくにゆきひら) 太刀 拵(こしらえ) | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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豊後行平(ぶんごのくにゆきひら) 太刀 拵(こしらえ)


謙信公の太刀、豊後行平(ぶんごのくにゆきひら)を見に静岡県三島市の佐野美術館にやって参りました。

撮影は出来ませんので、外に貼ってあるポスターです。
そのポスターになっているのが、豊後国行平(ぶんごのくにゆきひら)の刀身と拵(こしらえ・鞘とか柄とか)です。
黒漆の鞘(さや)に25cmくらいの大きな銀製の三日月が切金で描かれているのです。
赤銅製の金具に秋草(桔梗か?)が彫られて、風雅な秋の風景を、拵(こしらえ)の中に、巧みに配置しています。

柄巻きの紐は、金茶、深みのある黄色です。
これも、月が美しい頃の秋の色です。
柄巻きの紐は、謙信公好みの平巻きです。
これは当時のまま、巻き替えていないでしょう。
謙信公のグリップすら感じます。
室町以前の拵(こしらえ)は現存数が少なく大変貴重です。


正式名称は、秋草文黒漆太刀拵(こしらえ)、中身は、
銘豊後国行平
(あきくさもんくろうるしたち めいぶんごのくにゆきひら)。

刀身は豊後国行平の作刀、総長122cm、小板目、直刃の刃文があります。


柄にある小指の先ほどの目貫(めぬき)は、果物の枇杷(びわ)が彫金してあります。
解説プレートに、「琵琶」の目貫とあり、謙信公大好きな琵琶かなと思ったらやはり果物の枇杷(びわ)でした。
琵琶の上に、枇杷が載っているのか!?とか首をひねったり。
美術館の方を呼んで、お話したら早速誤字修正しますとのこと。

解説員Kさんと言う方と、謙信公の地元・新潟県上越市が買う謙信公の愛刀「山鳥毛」の話になりました。
何とこの美術館には、山鳥毛の写しがあるのです。
それが、本日の目当てのひとつ。
写しとは、レプリカのことですが写しだって600万円はする代物。
現物は3億2千万円ですが。
現代の刀工大野義光氏の作刀です。
国宝山鳥毛を再現して、世間をあっと言わせた名工です。

解説のKさん、相州伝がお好きで刀剣に詳しくお話が楽しかったです。
Kさんと私と、北海道からいらした歴史好き女性と女性3人で刀の話で盛り上がりました。
以前は、刀剣コーナーは男性ばかりでしたが、ゲームの影響もあり今や女性だらけです。

真田幸村が、大坂夏の陣の時、秀頼からもらった刀や妖刀村正、名刀正宗なども展示にあり楽しい鑑賞となりました。


車中でしたので写真は撮りませんでしたが、三島への途中、熱海の海が見えました。
熱海と言うだけあって、真冬でも青く明るい海です。


写真は、佐野美術館近くの三島大社。
ここにも昔、上杉太刀がありました。今、東京国立博物館蔵です。


【2017.02.11 Saturday 12:51】 author : いづな薫 
| 刀剣 | comments(4) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
鑑賞用の刀と、実戦用の刀
やはり昔は区別していたのでしょうね
実戦用の太刀・刀の名刀を見てみたい

実は串かつは拳銃をブっ放なした事があります。
実戦用です。そこにはマシンガンもありました。
もちろん外国です。
マグナム45もブっ放なしました。
もちろん弾はマグナム弾です。脳みそが吹っ飛びます。

場所は室内でコンクリートで囲まれています。
そこにはアジア人風の男が居て、青いツナギを着ています。
外国映画に出ているような間仕切りがあり、肘の高さに板があります。
そこに鎖に繋がれた拳銃が置いてあります。
振り回すのを防ぐためなのでしょう。
弾はもう詰めてあり、引き金を引くだけです。
男からゴーグルと耳当てをもらい、自分で装着
撃ち方の説明を聞き、いざ引き金に指を
ドゴーンンン〜物凄い音と衝撃、硝煙の匂い、タマラン(゚∀゚)
違う、違う、三発撃っただけで嫌になりましたよ、あと5発は
めくらめっぽう撃ちまくりました。その一発が的のど真ん中に命中
自分には人殺しの道具は合わないなと再認識しました。
その的はお土産にもらい、実家においてあります。

その前はちょっとしたガンマニアでしたが、実際に手にして
撃ってみますと、ガンマニア卒業です。
| 串かつ | 2017/02/11 7:04 PM |
串かつ先生

戦国以前だと、名刀も実戦に使っています。
石田正宗や、山鳥毛は、誉れ傷があります。ガツンとかけています。
圧切長谷部なんて、信長が配膳棚ごと茶坊主を斬っちゃったんです。とんでもない奴。
へし斬るから、圧(へし)切長谷部です。
13代将軍足利義輝なんて、名刀の数々引っ提げて大立ち回りやって死にました。
東京国立博物館にそれらの刀、ありますよ。
公開時期は常時ではないので、ご覧になる時は、時期をご確認下さいね。
あと、近世ですが桜田門外の変の時、井伊直弼の行列の中にいて防戦した剣豪河西忠左衛門の刀を見たことがあります。
ボロボロに刃こぼれしていますよ。
藩外にも知られた剣豪でしたが、この時落命しています。

しかし、武士が刀を抜くのは本当に命の危険がある時のみです。
最後の最後までけっして抜いてはいけないのです。
名刀と言われる素晴らしい刀ならば尚更のこと、それにふさわしい人格と徳を備えた名将でなければならないのです。
刀工とまで行かなくても、刀の詳しい人に「その刀は、人が切れますか」なんて聞いたら、「おととい出直して来い」でしょう。
私でも言うかもしれません。

刀は、武士、日本人の崇高な精神性と魂の象徴なのです。
神様へのお供物になります。
| いづな薫 | 2017/02/13 8:01 PM |
なんと! 私も昨年でしたが、この「名刀は語る」展を観に行きました! 妹が三島近くの沼津に住んでいるので、訪問がてら。他に三島駅そばにある「大岡信ことば館」で「谷川俊太郎展」をそのときちょうどやっていたので。

謙信公の豊後行平は美しかった! 美意識に脱帽でした。
| ぎんなん | 2017/02/21 10:44 AM |
ぎんなん様

コメントありがとうございます。
おおっ、「名刀は語る」展をご覧になったのですね。
妹さまが沼津ですか。
暖かくて、海が青くていい所ですね。

>三島駅そばにある「大岡信ことば館」で「谷川俊太郎展」をそのときちょうどやっていたので。

そうでしたか。三島界隈もなかなか楽しいですね。

>豊後行平は美しかった! 美意識に脱帽でした。

鞘のあの位置に銀の三日月を入れるセンスが凄いですよね。
謙信公は、美しく且つ卓越した意匠が本当にお好きだったのだと思います。
| いづな薫 | 2017/02/21 11:48 AM |
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、サッカー日本代表、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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