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since 2007.5.21 おんな城主直虎「桶狭間に死す」 | 戦国カフェ
   
 
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おんな城主直虎「桶狭間に死す」
桶狭間の戦いである。
信長出て来なかったね。
エビゾーが攻め込んで来るのかと思ったが。

従来今川義元は、桶狭間と言う谷のような所で休息を取っていたら襲撃されたとされて来たが、
実際は小高い山のような所である。
「信長公記」では、”おけはざま山”と記される。
おけはざま山が、どこなのか正確なことは未だ不明である。

今川義元が、なぜこの永禄三年(1560)に尾張に進行して行ったかも実はよくわかっていない。
上洛するため、または商業盛んな伊勢湾の覇権を織田家と争ったため、または尾張の信長を叩いて三河をも手に入れる作戦だったとか様々考えられる。
今川義元は、三国同盟を結び尾張まで覇権を伸ばそうとした。
桶狭間に行く時、今川義元は2万5千人くらいの兵を連れている。
このくらい動員できるのは、今川の領国が100万石くらいあるからである。
そしてそれは、総動員に当たる数であり、しかも義元自身が出陣していることからして尾張国を奪いそのまま上洛計画だったとも十分考えられる。

行方をくらましていた井伊直親が再び井伊家に戻り、その家督相続を今川が認めた。
それは、尾張侵攻の時、外様の井伊家を先鋒部隊として使うためであった可能性は高い。

先鋒(せんぽう)部隊は、つまりは矢玉除けである。
矢玉除け役の井伊や松平元康(徳川家康)など外様は、当然戦死者多数である。
殿様や譜代家臣は、比較的安全な後方部隊にある。
これは、どこの戦国大名も同じ構成である。

上杉謙信のように大将が先頭に立っちゃうなんて、あな珍し。
しかも矢弾当たらない。すげー。
桶狭間の戦いの翌年には、激戦だった第4回川中島が起きている。
直虎や直親とほぼ同世代の謙信、22歳で越後統一この時すでに武田、北条、今川と張り合っている。

で、井伊の話。
桶狭間の時、今川の先陣は井伊直盛(直虎の父)と松平元康(徳川家康)である。
家康のように、今川なんて見限って井伊もさっさと逃げればよかったのにね。
今川のせいで苦しめられて来たのに。
井伊直盛の直宗が、以前三河の今橋城攻めと言う戦いで戦死している。
今川が起こした戦で、直虎のお爺さんはこの戦で死んだ。
ちなみに、前田吟さんが演じる直平は直虎のひいお爺さんである。

外様は、危険な先鋒に立たされそこで武功を上げることで戦国大名への忠義を試される。
井伊家は直虎のお爺さんが戦死したのにも関わらず、桶狭間の戦いでまた危険な先鋒に立たされた。
今川義元は、井伊家を信用していなかったのだろう。
では、松平元康(徳川家康)はどうか。
彼は、三河国なので、地理的近い尾張に攻め込む先鋒隊にされたと考えられる。

勝った織田信長だが、戦をしない選択肢もあった。
織田家臣はむしろそれを望んだ。
今川の支配下に入るのである。
でもそれは井伊や家康と同じように、支配され戦となれば矢玉除けにされることを意味する。
信長にはそれは出来なかったのである。
今川は絶対勝てる戦と思ったが、信長側は死に物狂いである。

直盛以下、井伊家やその家臣たちに膨大な戦死者が出た。
これが、さらに井伊家を苦難の道へ突き落すことになる。
男たちが戦死していなくなったので、直虎がおんな城主として出て来る。
戦国大名には見られないが、家臣レベルではおんな城主は結構ある。
嫁いでも、実家から持参した財産があり自分で管理している。夫に貸し付けたなんて例もある。
女性にも家督と財産相続を認めていたのである。

【2017.03.09 Thursday 14:12】 author : いづな薫 
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かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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