大河ドラマ 龍馬伝 幕末 古代 上杉
since 2007.5.21 八月納涼歌舞伎 | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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八月納涼歌舞伎


休日、野田秀樹版 「桜の森の満開の下」を見て来た。
演出家の野田秀樹氏が、坂口安吾の短編小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男(みみお)」をモチーフに作成した歌舞伎版である。
古代、天智天皇治世の時代、大きな耳を持つ耳男ら3人のヒダの匠名人が集められる。
ヒダの王(長者)の愛娘、夜長姫と早寝姫姉妹をを守る仏像を彫って欲しいとの依頼である。
3人の匠たちは、彫刻で競う合う。
ヒダの王は、3人のうちの勝者に、奴隷の女エナコをやろうと約束する。


耳男は、正確にはヒダの匠の弟子なのだが、冒頭匠が殺されてしまい代わりに姫のために仏像を彫ることになる。
耳男は、大きな耳を持つ。
夜長姫は、耳男の大きな耳をあざ笑う。
奴隷のエナコも耳男をあざ笑う。
耳男が言い返すと、エナコは怒り、耳男の片耳を刀で切り落としてしまう。


後日、仕返しをしろと夜長姫にそそのかされる耳男。
でも、「虫ケラに耳を噛まれただけだ」と復讐の意思はないことを伝える。
すると、夜長姫はエナコをけしかけ、耳男のもう一方の耳を切り取らせると言う暴挙に出る。


耳男は、自宅で仏像を彫り続ける。
そこへある夜、夜長姫が一人訪ねて来る。
耳男が家の中に入れないようにすると、夜長姫は「出て来るようにしてあげましょう。」と言い放つ。
姫は、耳男の家の窓から火のついた藁?を投げ込みいぶり出してしまう。


妹の早寝姫はまともだが、飛騨に伝わる秘密の巻物をオオアマ(大海人皇子・のちの天智天皇)にばらしたことで自殺してしまう。
早寝姫の死を嘆くどころか、あざ笑ったのが、姉の夜長姫。


前半は仏像を彫る話だったが、後半は疫病が流行ったりする。
夜長姫は悪行の限りを尽くすが、ラスト心を急に入れ替え早起きして善人になる兆しが見える。
しかし結局は、父ヒダの王、妹の早寝姫、耳男を殺してでも自分が王になり自由になりたい勝手で残忍な人物である。
良い人になったふりして、耳男と駆け落ちしかけたが結局耳男に工具の「のみ」で刺される。
「いま私を殺したように立派な仕事をして・・・」
そう言い残して、姫は満開の桜の木の下で鬼の面を残して消える。


サディスティックな夜長姫を、中村七之助が絶妙に演じる。
耳男は実兄の勘九郎である。
坂口安吾の小説には、桜の森の満開の下と言い、夜長姫と耳男と言い美しくて凶悪な姫が沢山出て来る。
坂口の女性像には、どこかこんな印象がある。


歌舞伎らしくない歌舞伎である。
歌舞伎特有の言い回しに慣れたお客には不思議に感じるだろう。
古典歌舞伎にある、「間」もない。
セリフが早口で、聞き取れないセリフもある。

繰り返し別の人が同じセリフを言うがやはり聞き取りにくい。
お年寄りのお客様は大丈夫だろうか。

テーマの斬新さは、許容範囲だろう。
マンガのワンピースも歌舞伎になっているくらいだ。

歌舞伎もまた変遷していくのだろう。

今回家族で見に行ったが、幕間(まくあい)の日本料理も楽しめたし、芝居見物らしくて楽しかった。

【2017.08.25 Friday 16:28】 author : いづな薫 
| 芸術 文化 書籍 | comments(2) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
(`ω´)うめうぇ
石川県の親戚からお盆に、永平寺の朝粥をもらった。米はコシヒカリです。
売っているんだね、パックになっていて、お湯で温めるだけ。
早速、朝、お寺に行き、お参り。自宅に帰り、タクアン二切れと、刻みネギと鰹節の味噌汁で
木のスプーン(正式名はなんと)でサクサクとかき込む、うめうぇ〜(`ω´)
ポリポリ、ゴクゴク、サクサク、少し味気ないとゴマ塩を摘まんでパラパラとまぶす。
うめうぇ〜(`ω´)  ゴ〜ンお寺の鐘の音が聞こえる。
「朝粥の 心は福井 永平寺」 現状維持
| 串かつ | 2017/08/27 3:25 AM |
串かつ先生

永平寺の朝粥いいですね〜。

>早速、朝、お寺に行き、お参り。自宅に帰り、タクアン二切れと、刻みネギと鰹節の味噌汁で
木のスプーン(正式名はなんと)でサクサクとかき込む、うめうぇ〜(`ω´)
ポリポリ、ゴクゴク、サクサク、少し味気ないとゴマ塩を摘まんでパラパラとまぶす。
うめうぇ〜(`ω´)  ゴ〜ンお寺の鐘の音が聞こえる。
「朝粥の 心は福井 永平寺」 現状維持

お粥もですが、お惣菜も良いですね。
朝お寺に行かれた後の朝がゆも風情があります。
新潟のホテルに泊まると、朝食バイキングにご飯やお粥のお惣菜として、焼き鮭とか、梅干し、漬物などが必ずあります。
皆美味しくてとても楽しみです。
| いづな薫 | 2017/08/28 7:28 PM |
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 仕事(技術・研究系)と環境に優しい生活、家族を愛する普通の人。
時事問題、歴史、環境、料理、欧州サッカー、クラッシック、登山、茶道、語学、刀剣鑑賞。
かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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