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since 2007.5.21 運慶展 | 戦国カフェ
   
 
戦国特に上杉家、幕末、古代、歴史を愛する日記です。時事問題も多いです。
 
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運慶展


東京国立博物館の運慶展に行って参りました。

私は、日本の美術の中でも、運慶が好きである。
ダイナミックで写実的で、筋肉の動き血管までが今にも動きそうな彫刻である。

以前、スポーツ選手のようだと運慶の彫刻のことを書いたことがある。
武士たちか、労働者か、おそらく運慶が日常見る人々の中にモデルがいたに違いない。

運慶一派が作成した、無著(むちゃく)世親(せしん)は5世紀インドに実在した高僧であり学者の兄弟である。
深淵なる思想、深い慈悲の心をたたえた眼差し。上写真の一番左が無著(むちゃく)である。
苦難も、人々に施す大きな慈悲も全てを含みながら我々を今も見ている。
無著世親が生きて1600年、運慶がこの彫刻を彫って800年もの間。
兄弟学者の偉大さを、2mもの実際の人間にしてはかなり大きな彫刻として表した。

これらの仏像は、通常奈良興福寺の国宝館に納められている。
私も、奈良で何度か拝見した。
興福寺が修復中なので、東京での開催となったが、部屋が暗い赤や青に塗り分けられ、ライトの当て方なども 工夫が凝らされている。
運慶は、仏像の目に水晶をはめ込み、裏から瞳を描いている。
白目の所は真綿をはめ込み、眼頭の血管までも再現する。
ライトの反射もあって、キッとにらんだ眼差しはまるで生きているようである。

平たく言えば、躍動感と目力の強さが運慶の魅力である。
父康慶、運慶、その子ら、弟子たちで作る慶派、その魅力を存分に楽しめる展示である。

【2017.10.30 Monday 17:09】 author : いづな薫 
| 日本史  | comments(2) | trackbacks(0)|
この記事に関するコメント
運慶展を観た方にWEB小説「北円堂の秘密」をお薦めします。
グーグル検索にてヒットし、小一時間で読めます。
少し難解ですが面白いです。
古代日本の埋れた巨像と云われる偉人が登場します。
| omachi | 2017/10/31 6:07 PM |
omachi様

ご連絡とコメントありがとうございます。
運慶展を観た方にお薦めなんですね。
私は、興福寺で何度か運慶作品を拝見し、今回も東博で見ましたが
実に力強く素晴らしい作品群です。
| いづな薫 | 2017/11/01 10:50 AM |
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かつてはドイツ黒い森地方に学究のため在住、今東京/Tokyo

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